新型コロナウイルスの影響による緊急事態宣言が解除されました。
保育園・幼稚園・学校に行けず、遊びにも行けず子供たちもストレスが溜まっている中の解除。
子供たちにとっては待ちに待った解除でしょう。
しかし、緊急事態宣言が解除になったからといって、以前のような生活ではなくある程度の自粛が必要です。
大人は気をつけながら生活し、全てを以前のように戻せないのは分かることでしょう。
しかし、お子さんはどうでしょうか?
「○○ちゃんの家に遊びに行ってもいいの?」
「もう保育園いけるの?」
「おじいちゃんとおばあちゃんの所に行ける?」
子供なりに我慢していただけに、希望と欲望が大爆発する子もいるでしょう。
そんな時、大人がお子さんに「まだ油断しちゃダメよ!」と言っても、理解してくれるのでしょうか?
この数ヶ月、我慢してきた子供たちにまだ我慢させることになる。心苦しいですよね。
かと言って、今まで通りの生活をすぐには始められません。
そんな時にお子さんにどのようにお話して理解してもらうかが重要となってきます。
大人たちは仕事や普段の買い物などでも不便な思いをしていたでしょう。
それは子供も同じです。楽しみにしていたゴールデンウイークも自粛でしたよね。
今回は、新型コロナ緊急事態宣言解除しても、自粛することはまだある。とお子さんに教えるにはどうすれば良いか?ご紹介していきますよ!
もうコロナ終わったの?
もちろん大人なら分かるはずですが、今まで外出せずに家に閉じ込められていた子供にとって、緊急事態宣言解除で外に出られる=「もうコロナ終わったの?」と考えてもおかしくはないですよね。
本当はまだコロナウイルスは終わっていない。このことをどうやって子供に伝えましょうか?
もちろん「まだコロナウイルスは終わってないんだよ」と伝えると思うのですが、子供ですから「なんで?」となるでしょう・・・。
その「なんで?」は、子供ながらに緊急事態宣言が解除されたのだから「コロナは終わったんだよね?」という考えがあるのだからだと思います。
実際のところはまだ終わっていないけど、なぜ緊急事態宣言が解除されたのか?という素直な子供の疑問なんでしょうね。
しかし、このまま緊急事態宣言で自粛生活が続けば、経済的ダメージが大きくなるばかりか、回復も容易ではないですよね。
コロナウイルスは終わっていないが、感染拡大予防と経済維持・回復を両立していかなければいけないんですね。
このことを子供に分かりやすく伝えるなら・・・
「コロナはまだ終わってないけど、みんなが頑張ってお家にいたから、少しずつ減ったきたんだよ。
緊急事態宣言が続くと○○(子供)が好きな●●●●(お店)に行けない人がたくさんいるし、お店もお休みしないといけないよね?
それがずっと続いちゃうと、お店に人が来ないからお店が無くなっちゃうかもしれないの。
それは嫌でしょう?
コロナが減ってきたし、お店を出来るようにするために緊急事態宣言が解除されたんだね。
でも、たくさんの人がお出かけしたら、またコロナが流行っちゃうかもしれないよね?
そうすると、コロナで苦しい思いをする人が出てきちゃうよね。
みんな少しずつお出かけしてもいいけど、マスクをしたり人が近づかないように離れたりしながら過ごさないといけないね。
○○もコロナになりたくないよね?
みんなもコロナになりたくないから、もう少しだけ我慢しなくちゃいけないね。」
子供ながらに「まだコロナ終わってないからダメ!」とダメ!ばかりでは、納得できないと思います。
我慢をし続けているから、尚更だと思います。
「子供に話しても分からないから」ではなく、お子さんの年齢に合わせて説明をしてあげれば、理由が分かることで子供の「なぜ?」が減っていきますよね。
諦めずに、ちゃんと説明してあげること・理解をさせて、子供も進んで自粛するようなお話ができるといいかな?と思います。
家でも予防対策をして意識を保つ
外出時のマスク、帰宅後の手洗いや顔を洗う、手洗いは石鹸を使う
など、新型コロナウイルスの予防対策を今まで行ってきたと思います。
緊急事態宣言が解除されたからといって、今麻の予防対策を緩めるのはでなく、今までと変わらず続けることで、お子さんにもコロナがまだ終息していないことを意識させることも大事だと思います。
それは、政府が発表している「新しい生活様式」を家庭でも取り入れていくことも一つの方法ではないでしょうか?
改めて「新しい生活様式」をおさらいしてみましょう!
この中でも特にお子さんに関係があるのは、(1)・(2)・(3)ですね。
コロナ前の生活にいきなり戻すのではなく、「新しい生活様式」を取り入れることで、まだ油断してはいけないよ!という意識を家族みんなで持つことで、お子さんの意識も変わっていくと思います。
さいごに
今回は、緊急事態宣言が解除されても新しい生活様式に習った自粛を、子供に話すことについてご紹介しました。
お子さんに伝える時に、もう一つ大事なのは「医療従事者について」です。
お医者さん・看護師さんなど、病院でコロナ患者さんの治療にあたっている人の負担を減らすことが大事です。
コロナが完全になくなるまでは自分の身を守り人にもうつさないように気を付けて生活をしなければいけないことも、合わせて教えてあげてほしいと思います。
お友達と遊びたい!おじいちゃんやおばあちゃんに会いたい!!
などお子さんにも希望があると思います。
「コロナだからダメ!」というように理由が分からないのは、子供でも納得できないと思います。
難しいことを子供に分かりやすく伝えるのは、大変です。
諦めずに、どうして自粛を続けなければいけないのか?ということを親子や家族の皆さんでお話しする機会を作ってみてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。