仕事・職場

派遣会社の人間が教える!「仕事紹介しやすいスタッフ」の特徴とは?

「派遣登録したのになかなかお仕事を紹介してもらえない・・・」という経験はありませんか?

派遣会社でお仕事を紹介するコーディネーターやお給料計算などをする事務の経験があるドドヨ。

多くの派遣登録したスタッフさんと関わることが多いです。

そんな中で「この方なら信頼して・安心してお仕事の紹介ができるな」と感じる❝仕事紹介しやすいスタッフさん❞という方がいます。

それは登録しているスタッフさんの条件であったり、人物像だったり様々な視点から影響します。

今回は少し気をつけたり工夫をすることで、派遣会社からお仕事を紹介してもらいやすくなるコツなどご紹介します。

希望や就業可能な条件について

派遣会社に登録する時、求人サイトなどで気になるお仕事があったから。というきっかけが多いと思います。

しかし、もしそのお仕事の紹介が叶わなくても、派遣会社に登録をしておけばあなたの条件に合ったお仕事が入った時に紹介を受けることができます。

応募した仕事は決まらなかったけど、その後もお仕事の紹介が無いな。と感じた時、派遣会社に伝えている希望や条件を見直してみることで紹介が受けやすくなる場合があります。

希望や条件で見直ししやすいのは・・・

  • 時給
  • 勤務時間
  • 勤務場所
  • 残業

この4つは代表的な希望や条件であり、派遣会社もまずはここをチェックして紹介するかどうか考えると言っても過言ではありません。

希望している時給と大きくズレていないか?

派遣先から提示されている就業時間や残業の有無は、スタッフさんと合致するか?

勤務可能な派遣先か?などをまずはチェックします。

派遣会社によっては、データベースに登録されているスタッフさんの条件と派遣先の条件を照らし合わせ、紹介するスタッフさんを抽出する場合もあります。

希望・条件と可能な範囲というのは、人それぞれ異なると思いますし、譲れない希望や条件もあると思います。

お仕事をする上で、あなたの生活に関わることで譲れない部分を明確にして派遣会社に伝えると良いでしょう。

それ以外の条件には幅を持たせて対応できるようにしておくのも一つの方法です。

例えば、一人暮らしで最低でも月のお給料としてほしい金額は譲れないが、勤務時間や場所の範囲を広げて、残業も月10時間くらいまでならOKかな。

というようにあなたの希望条件を少し緩めるようにするとお仕事紹介の幅が広がりますよ!

希望職種は経験がある・資格があるものを

例えば「今まで接客販売の仕事をしていたけど、一般事務の仕事をしたいから派遣会社から事務の仕事紹介をお願いしよう。」という希望があったとします。

絶対に紹介してもらえない。とは言えませんが、紹介される確率はかなり低いです。

理由としては❝派遣社員=即戦力❞が大きなメリットだからです。

それに加えて、派遣会社には多くの登録スタッフさんが控えています。
その中には事務経験者が多くいます。

派遣会社も派遣を受け入れる企業も未経験者でイチから仕事を教えなければいけない方よりも、事務経験のある方に仕事をしてもらう方が手間も時間もかけずに、即戦力としてお仕事してもらえると考えるからです。

では、未経験の仕事を紹介してもらうためにはどうしたら良いのでしょうか?
方法はいくつかありますよ!

未経験の職種でも、希望する職種に活かせることは無いか?それを派遣会社に登録した時にアピール出来ているか?というのは大きいです。

事務経験が無くても、接客販売スタッフをしていた時にパソコンを使って顧客管理をしたり、メールソフトを使ってお客様や取引先とやり取りをしたことがある。

これは絶対にアピールすべきことです。

「接客販売しかしたことがないけど、事務のお仕事がしたいんですよね。」
というのと、

「接客販売経験しかないのですが、パソコンを使って顧客管理や棚卸資料を作ったり、お客様とメールのやり取りをしていたので、入力業務なら問題なく出来ると思います。」

相手に与える印象が違ってきますよね!

またいきなり事務のお仕事を紹介してもらうのではなく、あなたの経験と希望するお仕事の両方の要素があるお仕事から始めてみるのも良いと思います。

接客経験が活かせる「受付事務」というお仕事で接客経験を活かしながら事務作業のスキルを身に着ける。

希望の仕事紹介を待つよりも、希望のお仕事に就けるまで経験とスキルを磨く努力をするのも良いと思いますよ!

仕事紹介してもらいやすい人

仕事紹介してもらうための希望・条件・職種についてご説明してきました。

次は「仕事紹介をしてもらいやすい人」とはどんな人物像なのか?をご説明していきたいと思います。

派遣会社の人はどんな人になら信頼して仕事を紹介したいと思うのか。というのはかなり重要と言ってもいいでしょう。

どんなに凄い経歴やスキル・資格があっても「この人は信頼に欠けるな」というような不安要素があると、その人より経歴やスキルが劣っていても信頼できる人に紹介をする。というケースは多くあります。

一言で「信頼できる人」と言ってもピンとこないですよね。

派遣会社が「この人なら仕事紹介したい!」と思うのはどんな人物像なのかをご紹介していきます。

礼儀・マナー

派遣会社の登録面談をするのは、主にコーディネーターや担当営業ですが、面談時にはその人の礼儀やマナーを見ています。

派遣会社の来社した時の最初の対応から面談中の受け答え、帰るまで「この人はどんな人なんだろう?」と注意深く見ています。

派遣会社へ登録面談に行く時は日時の約束をしているので、その時に行けば誰か分かると思うのか、挨拶出来ない人が結構多いです。

一応、初対面でもありますので「本日○時にお約束していた○○です」と挨拶するだけでも第一印象が変わってきます。

きちんとした挨拶や言葉遣いが出来ない人は、紹介した派遣先でも挨拶も出来ない言葉遣いもきちんと出来ない人かもしれない。という印象を与えるのです。

登録スタッフさんは「派遣会社に登録に行って仕事の説明を受けるだけ」と簡単に考えているかもしれませんが、派遣会社に登録しに来社した瞬間から選考が始まっています。

もし、あなたが人を選ぶ立場だったら・・・・
不愛想で挨拶もしないし、言葉遣いが悪く敬語も使えない、約束の時間に連絡も無く遅刻してきた。
という人を信用して選ぶでしょうか?

明るく丁寧で印象の良い対応ができて、言葉遣いも丁寧で時間を守りルーズなことはしない。
こんな人なら信用して選びませんか?

派遣会社の担当者も人なので「派遣先でもきちんとした対応でお仕事を頑張ってくれそうな人」にお仕事を紹介したいと思うんですよね。

約束を守る

派遣会社へ登録面談に行く時、紹介先の企業へ職場見学へ行く時、お仕事開始初日やその後など、派遣会社と約束することって結構多いんですよね。

お仕事が始まった後も、遅刻・早退・欠勤する場合の約束や万が一お仕事が続けられなくなった場合の約束など色々とあります。

派遣登録した時やお仕事が始まると決まった時に、色々な約束事を伝えられると思います。

この約束を守れない人が凄く多い印象です。

約束を守るということも、次のお仕事紹介をする・しないの判断材料になることがあります。

良好な関係を作ることができる

派遣会社との間で良好な関係が作れる人は、仕事紹介の機会も多いです。

良好な関係を築くためには、派遣会社からの連絡に応答することが非常に大事です。

派遣会社から電話やメールで連絡があっても、なかなか応答しなかったり返答をしない人が多いです。

派遣会社からは、現在の状況(お仕事しているか?)確認やお仕事紹介の連絡、派遣中の人へは派遣先からの連絡事項やシフトに関することなど色々な連絡があります。

連絡の取りやすい人は何度も連絡する手間も無いですし信頼も高まります。

こういった小さなことでも良い関係を築くことが可能です。

自分に合った派遣会社をみつける

自分に合った派遣会社とはどういうことなのでしょうか?

それはあなたが就きたい仕事を扱っているかどうか?というのが非常に大切なんです。

例えば、事務などのオフィスワークの仕事に就きたいのに工場などの作業系の仕事を多く扱っている派遣会社に登録しても、希望した仕事の紹介を受けることはほぼ不可能と言っていいでしょう。

派遣会社に登録する前に、その派遣会社のホームページをチェックするとどんな職種を多く扱っている会社なのか分かる場合があります。

派遣会社によっては製造業をメインで扱っている所と、オフィスワークメインの所と大きく2つに分かれます。

【製造業系】
工場内作業・軽作業系・農作業など
【オフィスワーク】
事務系・コールセンターなど

これ以外にも、接客販売に特化した派遣会社やIT系に特化した派遣会社など様々な特徴や強みがある派遣会社が存在します。

製造業が強く仕事も多く取り扱っている派遣会社に事務希望で登録しても仕事紹介は難しいと考えましょう。

あなたが希望する職種を多く取り扱っている派遣会社はどこか?というのは派遣会社のホームページや出している求人から判断することができますよ!

さいごに

今回は派遣会社から仕事紹介しやすいというスタッフさんの特徴をご紹介しました。

派遣登録したスタッフさんは、派遣会社の内情などはご存知無い方が多いので「登録すればすぐに仕事を紹介してもらえる」という風に考える人が多いと思います。

ですが、実状ではそんな簡単な物ではないという事がお分かりいただけたのではないでしょうか?

派遣会社も出来るだけ登録スタッフさんの希望に応えられる仕事を提供していきたい。という一方で、お客さんである派遣先企業には仕事スキル面も人物像的にも、出来るだけ優秀な方を紹介したいと思っています。

そういった状況で派遣会社が人選する時には、派遣先企業の業務内容に適応できる職務経歴やスキルを併せ持った人を人選します。

それ以外にも、人物像も選考する時に判断する基準の一つです。

礼儀やマナー、ルールなどの約束を守れること、連絡が取りやすいなど社会人として当たり前のことがきちんとできる方はポイントが高いでしょう。

「自分が人に物を頼む時、どんな人になら信用して頼めるか?」と考えると分かりやすいでしょうか。

派遣会社で人選をするコーディネーターや営業も仕事をしたくて困っている人を助けたいと思いながら仕事をしています。

しかし、お客様である派遣先企業に迷惑をかけたくない。という中で仕事紹介をしています。

紹介される時だけではなく、紹介されお仕事が始まった後も「派遣先に相応しくない人物」と判断すれば、契約満期で終了する。ということもあります。

この記事を参考に、良いお仕事に巡り合えれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。