慢性的な下痢の原因はたくさんあります。
例えば、日常生活の中で感じるストレスや過労、不規則な生活や食事も原因になります。
慢性的な下痢になると正常に戻すのは、なかなか難しいと言われています。
それは、胃腸の働きが悪くなっているからです。
先ほど例に挙げたストレス・過労・不規則な生活や食事以外にも、冷たい物を過剰に飲んだり食べたりした時や、エアコンなどで身体を冷やしてしまった時なども下痢になってしまうことがありますよね?
これは、胃腸が冷えることで引き起こされることがほとんどだそうです。
日々のストレスなどの下痢になる原因を無くしていくことも大切ですが、胃腸の働きを整えることも同じくらい大事なんです。
そこで今回は、胃腸を温めてくれるジャガイモについて
そして、胃腸の働きをUPしてくれるジャガイモレシピをご紹介します。
ジャガイモに秘められた効果とは?
なぜジャガイモには、慢性的な下痢に効果があるのでしょうか?
その秘められたチカラをご説明したいと思います。
ジャガイモには胃腸を温めてくれる働きがあります。
温めることによって、胃腸の働きを整えてくれるのです。
ジャガイモは食物繊維が豊富で消化が良いので、弱った胃腸に負担をかけることなく便通を良くしてくれます。
温かいジャガイモを食べることで胃腸が温まり、消化吸収を助け優しく整えてくれるのです。
それ以外には、老廃物の排出を高めてくれる働きや、身体全体に栄養・潤いを届けてくれる作用もあります。
よく食材を温めると、栄養素が壊れてしまい効果が薄れるということがありますが、ジャガイモは温めり茹でたりしても、その栄養素があまり損失しない。という特徴があります。
慢性的な下痢で悩んでいる人は、温かく調理したジャガイモがオススメなのです。
良いジャガイモの選び方
今やジャガイモも多くの品種が登場し、どんなジャガイモを選べばいいか悩んでいまいますよね。
結論はジャガイモの品種はお好きな物を!という感じなんです。
柔らかいもの・甘みの強い物・・・などなどお好みで選んでも大丈夫です。
ただ、美味しいく品質の良いジャガイモの選び方を意外と知らない人が多いそうです。
ここでは、品質の良いジャガイモの選び方と避けるべき特徴をご紹介します。
【品質の良いジャガイモ】
- 固すぎずしっとりしているもの
- キズが無く重みがあるもの
- 見た目が滑らかなもの
【避けるべき特徴】
- 発芽していないもの
- 皮が緑色に変色していないもの
- 見た目にシワがありハリが無いもの
品質の良いジャガイモは、実際に触れたり持ってみると分かりやすいと思いますので、ご紹介した3点を重点にチェックしてみてください。特に注意してほしいのは❝避けるべき特徴❞の1つ目と2つ目です。
これは、どちらも有毒だからです。
ジャガイモの芽にはソラニンやチャコニンという天然毒素が多く含まれています。
また、皮が緑色に変色しているジャガイモにも同じくソラニン・チャコニンが含まれています。
誤って食べてしまった場合、下痢や吐き気・嘔吐の症状や、腹痛・頭痛・めまいなどの症状が出ることがあります。
もし、ジャガイモを調理する時に、芽や緑色に変色していたら・・・。
芽は取り除き、緑に変色している場合は深く皮を剥くようにしましょう!
胃腸を温めてくれるジャガイモレシピ
ジャガイモの栄養素をしっかりと摂れ、胃腸を優しく温めてくれるおすすめのレシピをご紹介します。
いずれも手軽に作れるレシピなので、ぜひ試してみてくださいね!
超シンプル!茹でジャガイモ
ジャガイモの栄養素をそのまま身体に取り込むことができる、超シンプルな茹でジャガイモです。
<材料>
- ジャガイモ・・・食べる分
- 水・・・適量
- 岩塩・・・お好みで
<作り方>
- ジャガイモは良く洗い、芽があれば深めに取り除く
- 深めの鍋にジャガイモを入れ、ジャガイモが全て浸るくらいの水を加えて火にかける
- 竹串が通るくらいまで茹でたら取り出して完成
お好みで岩塩をかけるとミネラルを補充でき、味も楽しめます。
※バターは胃に負担がかかるため避けましょう。
ジャガイモと玉ねぎの温かいスープ
胃腸に優しいスープで、玉ねぎは解毒代謝がUPするので、身体から有毒物質を排出してくれます。
<材料(1人分)>
- ジャガイモ・・・小1個
- 玉ねぎ・・・1/8個
- 水・・・300cc
- 固形スープ・・・小さじ2
- 塩・・・少々
<作り方>
- ジャガイモと玉ねぎを1cm角にカットし、水にさらしてからザルに上げて水を切る
- 鍋に水と固形スープを入れ、そこに①のジャガイモと玉ねぎを入れて中火で加熱する
- 沸騰したら弱火にして蓋をし、10分ほど煮込む。
- 最後に塩で味を調えたら完成です。
さいごに
今回は、お腹をくだしやすい慢性的な下痢に効果が期待できるジャガイモの効果とレシピをご紹介しました。
ジャガイモは年中スーパーで簡単に買うことができますし、レシピの幅も広いのでご自宅に常にあるという方も多いでしょう。
特に暑さが厳しい夏は、冷たい物を摂り過ぎたり、エアコンなどで身体の中が冷えやすい状況です。
真夏でも胃腸を冷やさないように気を付けることも大事ですよ!
ジャガイモを使って料理をする時は、油やバターなどを使用するとかえって胃腸に負担をかけてしまうので注意が必要です。
今回ご紹介したレシピは胃腸を優しく温めてれる物なので、ぜひ参考にしてみてください。
普段は下痢をしないのに、体調が悪くてお腹をくだしてしまった時に効果的なレシピもご紹介していますので、こちらも参考にしてみてくださいね!