お正月に欠かせないおせち料理ですが、三が日も過ぎるとおせち料理の中でも不人気な物や飽きが来て余ってしまうというご家庭も多いのではないでしょうか?
おせち料理のメニューには、それぞれに無病息災・子孫繁栄・長寿・勤勉・出世などの様々な願いが込められています。
また一説によると、年末年始に女性を家事から解放するために、日持ちする。という工夫がされているとも言われています。
日本のお正月にはおせち料理が欠かせませんが、食べきるのが大変ですよね。
そこで今回は、おせち料理で残ってしまうメニューとそのリメイクレシピをご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
目次
おせち料理でも残ってしまうメニューは?
おせち料理の中でも残ってしまうメニューは何でしょうか?
黒豆 お煮しめ 紅白なます 田作り 栗きんとん かまぼこ
昆布巻き(ニシン) 数の子 伊達巻き
ざっと挙げてみましたが、ご家庭によっても違うかもしれませんね。
それぞれのメニューに共通することは・・・
大量に作ってしまうため余ってしまう・食べているうちに飽きてしまう
という理由が多いそうです。
確かに、黒豆なんかは大量に作ってしまうことが多いですよね。
黒豆は1袋200g前後で売られていることが多く、必要な分だけ作って残りを取っておいても、使い道が無いから。と全部使い量が多くなってしまいますよね。
また、紅白なますは「酢の物が苦手」とか「子供があまり食べてくれない」ということが多いようです。
煮物系もたくさんで作った方が美味しいけど、最後まで余ってしまう。などなど・・・。
様々な理由から、おせち料理が余ってしまうようです。
次からはおせち料理の中でも、残りやすいメニューのアレンジレシピをご紹介していきますよ!
おせち料理の残りでアレンジレシピ
ここからは、おせち料理で残ってしまったメニューをアレンジしたレシピをご紹介します。
食べ飽きてしまったメニューはアレンジして、別の味にすることで食べきることが出来ると思います。
ぜひ食べてみたい!と思うレシピを参考にしてみてくださいね!
黒豆
おせち料理のメニューの中でも残る率が高いのが黒豆だそうです。
つい作り過ぎてしまったり、作っても人気が無いのかなかなか減らないことが原因のようです。
黒豆は甘煮にするので、スイーツ系にアレンジするのがおすすめです。
黒豆の生クリームペースト
- 黒豆の甘煮 100g
- 生クリーム 100cc
- 黒豆の甘煮をフードプロセッサーなどにかけて荒く潰す
- 潰した黒豆を生クリームに少しずつ入れてペーストにする
- 黒豆ペーストに黒豆の甘煮を数個トッピングしたら完成
黒豆クッキー
- バター 40g
- はちみつ 15g
- 卵 1個
- 黒豆の甘煮 60g
- 薄力粉 80g
- ベーキングパウダー 2g
- バターをボウルなどに入れて柔らかくなるまで混ぜる
- 柔らかくなったバターに他の材料を全て入れて混ぜる
- 材料がしっかりと混ざったら生地を少しずつ取って適当な大きさにする
- 型抜きをする場合は、生地をラップで包んで伸ばし棒などで伸ばしてから型抜きしましょう
- 生地を15分くらい冷蔵庫に入れて休ませる
- 生地を冷蔵庫から取り出し、170℃に余熱したオーブンで12・3分焼いたら出来上がり
紅白なます
紅白なますは、家族の中でも好き嫌いがはっきりしているメニューかな?と思います。
特に小さなお子さんは「酸っぱいから苦手」という子も多いのではないでしょうか?
紅白なますは、酢の味が気になってアレンジするのが難しそうですが、お酢の味を活かせるレシピを紹介します。
なますサラダ
- 余った紅白なます 適量
- ツナ缶 適量
余った紅白なますにツナ缶を入れて混ぜるだけ
ツナ缶のオイルをあまり捨てずに加えることで、コクが出て味に変化が出ます。
なますとレンコンのきんぴら
- 紅白なます 120g
- レンコン 100g
- ごま油 大さじ1
- 薄口しょうゆ 小さじ1
- 砂糖 小さじ1
- レンコンは皮を剥いて薄切りにし、水さらして2・3回水を変える
- フライパンを熱してごま油を入れる
- 水気を切ったレンコンを炒める
- レンコンに火が通り透き通って来たら、汁気を切った紅白なますを加える
- 薄口しょうゆ・砂糖を入れて汁気が無くなるまで炒めて出来上がり
筑前煮
筑前煮は少量で作るとあまり美味しくないので、たくさん作ることが多いメニューですよね。
また、おせち料理の中でも人気のあるメニューなので「たくさん作ってもみんな食べてくれる」という期待もあるでしょう。
でも毎日だと飽きてくることもあり、何かと残ってしまうことも多いですね。
筑前煮をアレンジするなら、ご飯ものがアレンジしやすいですよ。
筑前煮の和風オムライス
- 残った筑前煮の具 約お玉1杯
- 筑前煮の煮汁 お玉1杯
- ご飯 お茶碗1杯強
- 卵 2個
- 水 大さじ1
- 塩コショウ 少々
- 大根おろし 適量
- 刻みねぎ お好みで
- 油 適量
- 余った筑前煮の具を約お玉1杯分取り出し、お好みの大きさに刻む
- フライパンに油を入れて熱し、刻んだ筑前煮の具を炒める
- ②にご飯を加えてさらに炒め、筑前煮の煮汁をスプーン1・2杯加えて混ぜる
- 筑前煮の具入りご飯を皿に盛りつけます
- ボウルに卵を割り入れ、水・塩コショウを加えてよく混ぜる
- フライパンに油を入れて熱し、⑤の卵液を入れて焼きます
- ④で盛りつけたご飯の上に卵・大根おろし・刻みねぎを乗せ、筑前煮の煮汁をかけたら完成
筑前煮の混ぜご飯
- 余った筑前煮 180g
- かまぼこ 1本
- 白だし 50ml
- お米 2合
- きざみのり 適量
- 余った筑前煮の具とかまぼこを、約5mm角のサイコロ状に切ります
- お米2合を研いでお釜に入れたら2合分の水を入れます
- 刻んだ具材と白だしを入れて軽く混ぜます
- 2時間くらいおいてから、炊飯します
- 炊きあがった混ぜご飯を器に盛って、きざみのりを振りかけて完成
さいごに
今回は残ったおせち料理を美味しく簡単にアレンジするレシピをご紹介しました。
おせち料理は少し濃いめに味付けしている物が多いので、アレンジする時には味付けに注意しましょう!
おせち料理は、1年の始まりに「今年1年無事に過ごせますように」とそれぞれのメニューに願いが込められています。
それを残してしまうのも何だか気持ち良くないですし、食品を大切にするのは当たり前です。
分かってはいても、毎年おせち料理には余ってしまうメニューが出てきます。
今回のアレンジを参考にして、残さず最後まで食べきれるといいですね!