レシピの適量と適宜の違いは分かりますか?
「塩少々」と「塩ひとつまみ」では分量が違うのはご存知でしょうか?
それ以外にもレシピには「量が分からない・・・」と悩んでしまう表現がありますよね。
美味しそうなレシピを見つけて作ってみよう!と思っても、その分量を間違ってしまうのは嫌ですよね。
そこで、今回はレシピによく登場する分量について分かりやすくご紹介します。
目次
「適量」・「適宜」の違いとは?
料理レシピで「適量」と「適宜」と両方ともよく見かけますが、違いはあるのでしょうか?
それぞれにはちゃんと意味があるので、レシピで見かけても正しく理解できるようにチェックしてくださいね!
「適量」とはどのくらいの量?
レシピの「適量」は、決まった量があるわけではなく❝その料理に合った適当な量❞のことです。
お好みや作る量に応じて調整するということです。
使う食材の大きさ・量や調理道具、また人によっても味付けが微妙に変わりますよね。
料理の最後に味を調える時によく使われる塩・醤油などの調味料の分量によく「適量」という表現が使われます。
「適宜」とはどのくらいの量?
「適宜」とは、まず何と読むのでしょう? 「てきぎ」と読みます。
適宜とは❝その時その場にぐあいよく適するように行うさま。❞という意味です。
レシピで使用する際の「適宜」の意味は調味料や食材などを❝入れても入れなくても良い❞ということになります。
つまり、味見をして味が薄いな。と感じれば、お好みや必要に応じて入れても入れなくても良いですよ。ということです。
「少々」・「ひとつまみ」の違いとは?
「少々」と「ひとつまみ」に料理レシピによく使われ目にする表現ですよね。
「ひとつまみ」は何となく分かるような気もしますが、「少々」とはどれくらいの量なのでしょうか?
実は「少々」と「ひつとまみ」の量には微妙な関係があるのですよ!
手で分量を量る方法は、少々やひとつまみ以外に「ひとにぎり」や「ひとつかみ」もありますので、そちらもご説明します。
「少々」とはどのくらいの量?
「塩少々」や「しょうゆ少々」とはどのくらいの量なのでしょうか?
「グラム数や小さじとか、もっと分かりやすくしてほしい!」なんて思ったのは私だけじゃないはず・・・。
「少々」とは親指と人差し指の2本の指でつまんだ量です。
「少々」のおおよその量を例にしてご紹介します。
- 基本的な量
約0.6g 小さじ約1/8 - 塩の量
約0.3~0.5g 小さじ約1/4 - 醤油・みりん などの量
1~2滴くらい
「ひとつまみ」とはどのくらいの量?
「ひとつまみ」の量り方は、先ほど紹介した「少々」と少し似ています・
「ひとつまみ」とは親指・人差し指・中指の3本の指でつまんだ量で、「少々」の約2倍の量になります。
「ひとつまみ」のおおよその量はこちらです。
- 基本的な量
約1g 小さじ約1/5 - 塩の量
約0.8~1g 小さじ約1/5
「ひとにぎり」と「ひとつかみ」の量は?
「ひとにぎり」と「ひとつかみ」の量の違いですが、まず「ひとにぎり と ひとつかみ」の違いは何でしょうか?
これは、量る物によってその言い方が異なるということが考えられます。
例えばかつお節を「ひとつかみ」と表現しても「ひとにぎり」とはあまり言わないですよね?
つまりは量り方は同じということになります。
レシピでも「ひとにぎり」「ひとつかみ」の表現が出てくるので、多く使われる食材・調味料のおおよその分量をご紹介します。
- ひとつかみ(人差し指~小指の4本指を閉じ、1度で軽くすくえる量)
塩:約40~50g(大さじ2強~3強くらい) - ひとにぎり(片手で軽くつかめる量)
かつお節:約15~20g、お米:約40~50g、根菜類:約80~100g
葉物野菜(刻み):約50g
さいごに
今回はレシピで「分量が分からない」と悩んでしまう量についてご紹介しました。
レシピサイトやアプリで「美味しそうなレシピを見つけた!」と内容を見て、適量や適宜など今まで見かけませんでしたか?
自分が分からない分量だと、ちょっと作るのを悩んだりすることもあると思いますが、その意味を理解できれば、大丈夫です!
ぜひ参考にして、これからも美味しそうなレシピがあればチャレンジしてみてくださいね!