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しいたけ保存は冷蔵・冷凍以外に干し椎茸で旨味増大!失敗しない方法とは?

しいたけは保存方法によってうま味や賞味期限が異なります。

買ってきたしいたけをすぐ使わない場合、冷蔵庫で保存すると思いますが、正しく冷蔵しないとカビが生えたり傷んで食べられなくなってしまいます。

またしいたけは冷凍保存することもできますが、これも正しい方法で冷凍しないと味や風味が落ちてしまいます。

そこで、しいたけを正しく保存する方法をご紹介したいと思います。

また、ご自宅でも干し椎茸を作ることができます。

しいたけは冷蔵保存よりも冷凍保存が、冷凍保存よりも干し椎茸の方がうま味が増すのはご存知でしょうか?

冷蔵・冷凍保存の正しい方法とご自宅でもできる干し椎茸の作り方をご紹介します。

しいたけの保存方法と賞味期限

まずは冷蔵保存と冷凍保存の正しい方法とそれぞれの保存方法の賞味期限をご紹介しますよ。

しいたけにとって一番の弱点は「水分」です。

しいたけなどのキノコ類はジメジメとした湿気の多い場所で栽培していますが、収穫後に保存する場合は、水分・湿気は大敵となります。

しいたけは冷蔵・冷凍のどちらで保存する場合も、なるべく乾燥した状態で保存することが大事です。

これを踏まえて、しいたけの常温・冷蔵・冷凍で保存する方法をご紹介します。

常温保存

すぐにしいたけを使う場合には常温で保存しましょう。

常温保存の場合は部屋の湿気が気になりますが、乾燥剤と一緒にポリ袋に入れておけば安心です。

ポリ袋に入れる時は、カサの内側にある胞子が落ちるのを防ぐためカサを下にして軸を上向きにしましょう。

胞子が落ちてしまうと風味が損なわれてしまいます。

使う時まで日の当たらない涼しい所に置いておきましょう。

賞味期限は数日間ですので、早めに食べましょう。

冷蔵保存

数日間もたせたい場合は冷蔵保存すれば約1週間くらいは保存しておけます。

冷蔵庫の中は低温なので乾燥しているため、しいたけにとっては良好な環境なのです。

低温の環境は冬に関するのを同じ原理で飽和水蒸気量が低くなり、空気中の水分が少なくなります。

まずはしいたけのカサの汚れを濡れた布巾かキッチンペーパーで拭きましょう。

そしてキッチンペーパーや新聞紙をしいたけの下に敷き、取りきれなかった水分を吸収してくれます。

この状態でポリ袋に入れましょう。
常温保存の時と同じようにカサを下にして軸が上になるようにしましょう。

冷蔵庫の野菜室で保存しておきましょう。

冷凍保存

中途半端に余ってしまったしいたけを、しばらく使わないなどという場合は冷凍保存をしましょう。

しいたけの軸の先にある石づきを切り落とし、軸とカサを切り分けます。
冷凍した後は軸を切り落とそうとしても硬いので、先に処理しておきましょう。

カサの部分も調理の用途によってスライスしておくと使いやすいですよ。

使う時の用途や量を考えて小分けにして袋に入れて冷凍すればとても便利です。

一度冷凍するとしいたけの細胞膜が破れやすくなり、うま味成分が出やすいです。

冷凍保存は約1ヶ月間保存が可能です。

干し椎茸の作り方

しいたけは天日干しにすると格段にうま味が増し、日に当てるとビタミンDも増えます。

干し椎茸は電子レンジやオーブンで作る方法もありますが、せっかく作るなら天日干しがオススメです。

ただ、天日干しするのは面倒だと感じるかもしれませんね。

ご家庭で干し椎茸を作る場合は屋外ではなく、日の当たる室内でも簡単に作ることができます。

また、時間が無い場合にはカラカラになるまで干さなくても、1時間ほど軽く乾かすだけでもしいたけのうま味やビタミンDの含有量は増えますので、気軽に出来ますよ。

干し椎茸の作り方

干し椎茸は誰でも作ることが出来るくらい難しいものではありません。

まずは作りたい分だけの生椎茸を用意し、下準備をしましょう。

下準備
  1. しいたけの表面を濡らした布巾やキッチンペーパーで拭く
    汚れがひどい場合でも水洗いはしないでください。
    乾燥するのに時間がかかり失敗してしまうことがあります。
  2. 軸の先にある石づきを取る
  3. お好みに合わせてカットする
    スライス状にカットしたりカサを半分に切ったりと、用途に合わせてカットしましょう。
    軸はねじると綺麗に取れます。

下準備が終わったら、しいたけを干していきます。

ザルやカゴなど風通しの良い物にしいたけを並べますが、この時しいたけが重ならないように注意しましょう。

丸ごとしいたけを干す場合は傘の部分を下に向けて置きます。

しいたけを乗せたザルやカゴを日光の当たる場所に置きますが、屋外でも構いませんし、太陽の光がが当たる場所なら屋内でも大丈夫です。

乾燥させている間は、半日~1日くらいの頻度でひっくり返しましょう。

スライスしたしいたけは屋外なら1日で、日当たりの良い屋内なら昼夜含めて2日あれば乾きます。

丸ごとのしいたけは、日当たりの良い屋内に置いておいても曇り空が多ければ4日ほどかかる場合もあります。

さいごに

今回はしいたけの保存方法と干し椎茸の作り方をご紹介しました。

しいたけは、きのこ特有の成分であるβ-グルカンと、しいたけ特有のエリタデニンが含まれており、感染症やアレルギー、がんを予防する効果が報告されているそうです。

また胃腸の機能を高める働きがあるので、消化器機能の低下を防ぎ食欲を増進させてくれます。

身体の熱を冷ましてくれ、食欲増進をしてくれるので夏バテにも最適です。

それぞれ場面で合った保存方法を選び、美味しくしいたけを食べてくださいね。

また干し椎茸を買うと結構なお値段がしますが、室内でも簡単に作ることが出来るので試していただきたいです。