季節・行事

コロナ禍に送る暑中見舞いの例文を紹介!送る相手方に分けた文例集

新型コロナウイルスの影響で、普段の生活がガラっと変わってしまいましたね。

人と会う機会がめっきり減ってしまい、ビジネスシーンやプライベート・親族や親戚などと顔を見て話す機会が激減しました。

年代やお付き合いの仕方によっては、メールやSNSなどで言葉をかけることもできますが、しばらく会っていない人へは連絡するきっかけがなかなか無いということも多いのではないでしょうか。

また、スマートフォンやパソコンを使用していない年代層だと、なおさらですよね。

この時期に、このご時世ですから相手の安否確認や夏に向けた暑中見舞いをハガキで送ることをお考えの方も多いでしょう。

また、ビジネスシーンでは「コロナが終息するまで会えない」と言われているお客様も多いのではないですか?

どのような場合でも、コロナの影響で会えなくなってしまった人や、最近交流は無いけど夏の暑さ+コロナも気を付けてほしい。というお相手に、季節の挨拶ができるのは暑中見舞いだと思います。

今まで送ったことのない相手でも、暑中見舞いハガキを出すことできっと喜ばれると思います。

メールやSNSのメッセージと比べて面倒に感じるかもしれませんが、受け取った方は「このご時世に気遣いの暑中見舞いをもらって嬉しい」と感じるでしょう。

そこで今回は、このコロナ禍の最中に送る暑中見舞いの例文を紹介していきます。

また、送る相手方に分けた文例もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください!

コロナ禍での暑中見舞いを送る注意点!

このコロナ禍では、多くの人が様々な状況に陥っています。

あなたの何気ない一言で傷つけてしまうことも考えられます。

家族や身近な方が新型コロナに感染してしまった人や、経済的な影響を受けて金銭的にも精神的にも辛い思いをしている方もいるかもしれません。

そういう人もいるかもしれない。という配慮を持って文面を考えていきましょう。

コロナ疲れやストレスなどを思いやる言葉を選ぶ

コロナ感染のニュースが毎日のように報道されていますが、感染への不安や生活・経済面などでの不安を抱え、心身ともに疲れている人も多いです。

こういう場合「頑張りましょうね!」という言葉をかけがちですが、皆さんもうすでに頑張っている。という方が多いです。

そういう場合は「気疲れが溜まらないようにご自愛くださいね」や、「私も気疲れしてしまいますが、疲れが溜まらないように気を付けています」など相手を思いやる言葉や、私もあなたと同じです。という言葉を添えることで、孤独感が軽減される場合もあります。

暑中見舞いハガキのデザインも、癒しを感じるような爽やかさのある物にして、気持ちが明るく晴れやかになるようなデザインがオススメです。

相手を選ばないシンプルな内容

送る相手ごとに文面を考え、違うことを書くのは大変だし負担になる。という場合は、相手を選ばないシンブルな文面やデザインの暑中見舞いハガキがいいと思います。

この場合もお相手の状況が分からないので、安否を気遣う言葉や明るすぎるはじけたデザインよりも、ハガキから涼しさや爽やかさを感じるデザインが良いでしょう。

送るお相手によっては、シンプルな文面にプラスして一言書き添えるなども出来ます。

全文を変えるのに比べて、負担が少なくなりますよ。

コロナ禍に送る暑中見舞いの例文集

それでは、暑中見舞いの例文をご紹介していきます。

シーンによって内容は使い分けることになりますが、大きく分けてビジネスシーンとそれ以外のプライベートの2つになると思います。

更にビジネスシーンとプライベートの中でも相手や状況によって内容が変わりますので、その辺りも分けてご紹介していきます。

暑中見舞い例文:ビジネスシーン

ビジネスシーンにおいても、業種やお客様との関係により例文が異なりますので、いくつかの例文をご紹介します。

スタンダード

暑中お見舞い申し上げます

盛夏の候 ますますご清祥のこととお慶び申し上げます
平素は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます
新型コロナウイルスの影響が貴社におよんでいるのではと心配しておりました
皆様におかれましても 季節柄くれぐれもご自愛専一のほど心よりお祈り申し上げます
貴社の更なるご発展をお祈りし ご挨拶とさせていただきます

令和二年 盛夏

営業再開のお知らせを兼ねる

暑中お見舞い申し上げます

大暑の候 皆様におかれましてご健勝のこととお慶び申し上げます
平素は格別のお引き立てをいただきありがとうございます

当店では 新型コロナウイルスの対応として
お客様の健康をお守りするため6月中まで休業しておりましたが
このたび令和二年七月一日より営業を再開させていただきました

コロナウイルス感染の予防対策のために万全の体制でスタッフ一同○○様のお越しをお待ちしております

まだまだ暑い日が続きますがくれぐれもご自愛ください

令和二年 盛夏

休業のお知らせを兼ねる

暑中お見舞い申し上げます

盛夏の候 皆様におかれましてはご清祥のこととお慶び申し上げます
平素は格別のお引き立てをいただき誠にありがとうございます

当店は新型コロナウイルスの感染拡大による営業自粛要請を受け
当面の間休業させていただきます
お客様にはご迷惑をおかけすることになり大変申し訳ございませんが
ご理解賜りますようお願い申し上げます

営業が再開できましたら新サービスや新メニュー(商品)などをご提供させていただく予定です
ヴァージョンアップしてお客様をお迎えしたいと考えております
○○様と再会できる日をスタッフ一同楽しみにしております

暑さが厳しい日が続いておりますが コロナ対策と同時に熱中症などにお気を付けください

令和二年 晩夏

暑中見舞い例文:プライベート

次はプライベートシーンで送る場合の暑中見舞い例文をご紹介します。

違いは「暑中見舞いを送る相手」です。

内容や選ぶ言葉にも違いがありますので、その点を注意してチェックしてみてくださいね。

遠方の実家へ

暑中お見舞い申し上げます

暑い日が続いていますが みんな元気に過ごしていますか?
こちらは相変わらずみんな元気で騒がしい毎日を送っています

新型コロナの影響で外出できないので 庭でバーベキューをすることが増えました
子どもたちは毎週末「今日はバーベキューしないの?」と気に入っているようです

ゴールデンウイークは帰れなかったので 状況が許せばお盆には帰りたいと思っています
○○(子供の名前)もお爺ちゃんとお婆ちゃんに会いたいと言っています

お父さん 家に居る時間が増えたからお酒を飲みすぎていないか心配です
お母さん お父さんのお世話はほどほどにして 無理せず身体を休めることもしてね

令和二年 盛夏

義実家へ

暑中お見舞い申し上げます

今年も暑い日が続いていますが いかがおすごしでしょうか

我が家では○○さん(夫や妻の名前)がテレワークのため 家族で過ごす時間が増えました
2人で子供と過ごす時間が増えて嬉しいね と話しています

まだ新型コロナの影響があるので状況が許せば お盆には帰省したいと思っています
子どもたちも「お盆にはおじいちゃんとおばあちゃんに会える?」と楽しみにしているようです

この暑さもまだ続くようなので 熱中症はもちろんですがコロナ対策もしっかりなさってくださいね

令和二年 晩夏

高齢者施設などにいる家族や親戚へ

暑中お見舞い申し上げます

最近は暑さが厳しくなってきましたがお元気ですか?

新型コロナの影響があるから なかなか会いに行けなくなってしまいました
○○(子供の名前)も「おばあちゃんにいつ会えるの?」と寂しがっています

この状況が落ち着いたら会いに行くので待っていてくださいね

最近○○は歌を歌えるようになりました
おばあちゃんに早く聞かせたいと言っていたので 会いに行った時にぜひ聴いてあげてください

まだこの暑さが続くようなので くれぐれもお身体に気を付けてくださいね

令和二年 盛夏

知人・旧友などへ

暑中お見舞い申し上げます

今年の初めに送った年賀状には この夏にはみんなで集まってオリンピック観戦を一緒にしようと書いたのに
まさかこんな夏を迎えることになるとは想像もしていなかったです

こんなご時世ですが ○○さんはいかがお過ごしですか?

コロナの影響でオリンピックも中止になってしまい みんなで集まる口実も無くなってしまいましたが
それに代わるオンライン飲み会を計画中なので ぜひ○○さんも参加してくださいね

これからますます暑さが厳しくなりますが くれぐれもご自愛ください
また連絡しますね

令和二年 晩夏

入院中や療養中の知人へ

暑中お見舞い申し上げます

このたびは ○○さんが入院された(自宅療養中)と伺い大変驚き心配しています
本来ならばお見舞いにお伺いしたいところですが
コロナの影響もありますので 今は差し控え
書中にてお見舞い申し上げます
一日でも早くお元気になられますよう願っております

私はこの自粛期間中に ○○さんから勧められていた将棋を始めました
本やTVでの対戦実況などを見て勉強もしています
コロナが終息し ○○さんもお元気になられたら ぜひお相手してください

まだこの暑さが続きますが ゆっくりと療養していただきお元気になってください
お目にかかれる日を楽しみにしております

令和二年 盛夏

さいごに

今回はコロナ禍に送る暑中お見舞いの例文を、シーン別に分けてご紹介しました。

正直、毎年 暑中見舞いを送っている人は、内容にあまり変化がなく特に会社で送る暑中見舞いは定型文のような内容になりがちです。

今年はこんな時期だからこそ、いつもとは違う内容で暑中見舞いを出してみてはどうでしょうか?

例年より暑さが厳しい中で、終息が見えない新型コロナウイルス感染の拡大。

また、新型コロナウイルスの影響で生活が変わってしまった家族や知人

会社やお店の経営に影響が出てしまったお客様やお取引先などもあるでしょう。

どなたに送る場合にも、相手に思いが伝わるような暑中見舞いを送ってみませんか?

最後までお読みいただきありがとうございました。