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いちじくの旬と食べ方・保存方法は?クックパッドで人気のレシピ紹介

いちじくの旬の時期や食べ方・保存方法はご存知ですか?

いちじくは歴史が古く薬効があると親しまれ「不老不死の果実」と言われています。

栄養素が豊富で、多くの品種があるいちじく。

今回はいちじくの旬や食べ方・保存方法、そしてクックパッドで人気のレシピをご紹介します。

いちじくの旬と特徴

いちじくは漢字で「無花果」と書き、文字通り他の植物と違い花が咲きません。

春から秋にかけて、実の中に白い花をつけるという特徴があり、プチプチとした食感が花の部分なのです。

いちじくは品種が多く、旬の時期は品種によって様々なので、夏~秋まで味わうことができます。

夏に熟す「夏果」秋に熟す「秋果」があり、年に2回旬を迎えます。

夏が旬のいちじく

夏のいちじくは6月~8月が旬の時期で、果実が大きい品種が多くさっぱりとした甘みが特徴です。

夏のいちじくの品種は、果実が大きい「ザ・キング」「ビオレ・ドーフィン」、少し小ぶりでねっとりとした食感の「コナドリア」があります。

収穫期には雨や台風の季節と重なるため、流通量が少ないことが多いです。

秋が旬のいちじく

秋のいちじくは8月~10月に旬の時期を迎え、夏果に比べると小ぶりですが甘みが濃厚です。

上品な甘みとほのかな酸味が特徴的な「蓮菜柿(ほうらいし)」、果実に縞模様が入っており甘みや香りが強い「ゼブラスイート」、果実が濃い紫色で糖度20度以上もある「ビオレ・ソリエス」の品種があります。

夏果よりも熟しているので、あまり日持ちがしないことがあります。

夏・秋に収穫できるいちじく

夏も秋も収穫できるいちじくにも様々な特徴があります。

バナナのような甘さでねっとりとした食感の「バナーネ」、甘みが強いですがスッキリとした後味で小ぶりな「ドウロウ」、蜜が多く一口サイズの「カドタ」、日本で一番流通量が多い「桝井ドーフィン」があります。

いちじくの食べ方・保存方法

いちじくをそのまま食べる時の食べ方と保存方法をご紹介します。

いちじくは他には無い味わいですが、後にひかない自然な優しい甘みが特徴です。

果実の中はプチプチとした食感で、実はねっとりとしています。

また、いちじくはとてもデリケートな果実なので保存方法にも気を付けたいですね。

いちじくの食べ方

いちじくをそのまま食べる場合、まだ熟していなければ皮をむいて食べるのが良いでしょう。

熟している場合は実と皮が一体化したようになるので、皮ごと食べることができます。

いちじくは実が柔らかいため皮がむきにくいのですが、上手にむく方法をご紹介します。

  • 実が固い場合
    まだ熟していないいちじくは包丁を使って、ヘタを付け根から切り落として4等分します。
    そして、ヘタの方から包丁を入れてリンゴの皮をむくようにむきましょう。
  • 熟している場合
    熟したいちじくは、手で皮をむくことが出来ます。
    ヘタを曲がっている方と逆方向に折り、そのままゆっくりと下に引っ張ります。
    残った皮もヘタ側からむきましょう。

完熟いちじくが手に入った場合は皮ごと食べるのもオススメです。

皮にも栄養がたくさん含まれており、特に食物繊維が多く含まれています。

また完熟したいちじくは、皮と身が一体化したようになるので皮を食べているという感覚が少ないです。

いちじくを食べる時には常温でも美味しいのですが、冷やして食べると甘みがより際立ちます。

  • 冷蔵庫で冷やす
    スーパーなどで売られているいちじくは、完熟前なので常温でおいておきますが、食べる1時間前くらいから冷蔵庫で冷やしておくと甘みがより感じられます。
  • 冷凍する
    たくさん頂いたり買い過ぎてしまった時や熟してるけどすぐ食べられない場合は、冷凍しておくことも可能です。
    冷凍するとシャーベットのようになって美味しいです。
    半解凍にすると皮がむきやすきなりますよ。

いちじくの保存方法

いちじくはデリケートなので衝撃に弱く完熟しているものはすぐに柔らかくなり形が崩れてしまいます。

なので、スーパーなどで売られているいちじくは完熟前の物が並んでいるのですが、店頭に並んでいる間に熟していく場合や、完熟前に買っても家で熟していくことが多いです。

このような理由からいちじくは手に入れたら早めに食べることをおすすめします。

もしも保存する場合は「冷蔵保存」・「冷凍保存」するのが良いので、その方法をご紹介します。

いちじくの冷蔵保存

傷みやすいいちじくは、1個ずつ包んで冷蔵庫で保存したら2~3日で食べるようにしましょう。

  1. いちじくをキッチンペーパーなどで1個ずつ包みます。
  2. 2~3個まとめてポリ袋や箱に入れて軽く密閉して冷蔵庫で保存します。

冷蔵庫の中でも野菜室に入れましょう。

いちじくの冷凍保存

いちじくをすぐに食べきれない時は冷凍保存をしましょう。

  1. いちじくを洗ってキッチンペーパーなどで水気を拭き取ります。
  2. 1個ずつラップに包み、冷凍用保存袋に入れて口を閉じます。
  3. 金属製のバッドに②を置いて冷凍庫で保存します。

冷凍すると生に比べ食感が変わるのですが、凍ったまま食べるとシャーベットのような食感になります。

完全に解凍すると柔らかくなりトロっとしたコンポートのような食感になります。

いちじくの人気レシピ

クックパッドで人気のいちじくレシピをご紹介します。

たくさん手に入れた時や完熟して早くたくさん消費したい時にオススメの簡単で美味しいレシピばかりなので、ぜひ参考にしてくださいね♪

いちじくジャム

材料

  • いちじく・・・5個(皮を剥いて300g)
  • 砂糖・・・90~120g(いちじくの3~40%)
  • レモン汁・・・大さじ2

「いちじくジャム」のレシピはこちら!

いちじくジャムは1つあるとパンに塗ったりヨーグルトに入れるだけでなく、お肉料理のソースなどにもアレンジできますよ!

Cafeで人気のライ麦パン~いちじく&レーズン~

材料(1個分)

  • 強力粉・・・190g
  • ライ麦粉・・・60g
  • ドライイースト・・・3g
  • 塩・・・5g
  • ブラウンシュガー・・・20g
  • 無塩バター・・・10g
  • くるみ・・・50g(ローストして細かいもの)
  • ドライイチジク・・・40g
  • ラムレーズン・・・40g

「Cafeで人気のライ麦パン~いちじく&レーズン~」のレシピはこちら!

クックパッドで1番人気のレシピです!
ドライいちじくを使った本格的なレシピとなっていますよ。

いちじくのケーキ

材料(角型1個分)

  • 卵(卵黄と卵白に分ける)・・・2個
  • バター又はマーガリン・・・100g
  • 砂糖・・・100g
  • 小麦粉・・・100g
  • いちじく・・・4~5個

「いちじくのケーキ」のレシピはこちら!

いちじくを生地にのせて焼くだけなので手軽に作れるレシピです。

いちじくコンポート

材料

  • いちじく・・・3個(約300g)
  • 砂糖・・・90g~120g(いちじくの3~40%)
  • レモン汁・・・大さじ1
  • 赤ワイン(あれば)・・・大さじ3

「いちじくコンポート」のレシピはこちら!

皮ごと煮るだけなので、とっても簡単に作れちゃうデザートです♪

いちじくと生ハムのおもてなしサラダ

材料(4人前)

  • いちじく・・・4個
  • 生ハム・・・50gくらい
  • 紫たまねぎ・・・1/4個
  • ミニトマト(黄)・・・1パック
  • ベビーリーフミックスなどの葉物野菜・・・1~2パック

<ドレッシング>

  • すし酢・・・大さじ1
  • オリーブオイル・・・大さじ1
  • 塩・・・ひとつまみ
  • はちみつ・・・少々
  • レモンの絞り汁・・・少々

「いちじくと生ハムのおもてなしサラダ」のレシピはこちら!

いちじくと生ハムは相性バツグン!
混ぜて和えるだけで豪華なおもてなしサラダになりますよ。

いちじくとクリームチーズのトースト

材料(1人分)

  • 食パン・・・1枚
  • いちじく・・・1個
  • クリームチーズ・・・適量
  • 塩・・・ひとつまみ
  • はちみつ・・・適量

「いちじくとクリームチーズのトースト」のレシピはこちら!

朝食をちょっと贅沢にしてくれるレシピですが、乗せて焼くだけで簡単です!

いちじくシナモンヨーグルト

材料(1人分)

  • いちじく・・・1個
  • ヨーグルト・・・適量(いちじくがかぶる位)
  • シナモン・・・好きなだけ

「いちじくシナモンヨーグルト」のレシピはこちら!

いちじくの甘みとシナモン香りがマッチしたレシピです。
朝食を軽く済ませたい時やデザートにもピッタリです♪

さいごに

夏~秋にかけて旬を迎えるいちじくの食べ方・保存方法やオススメの人気レシピをご紹介しました。

いちじくは乾燥した身体を潤し、ドライアイや口の渇きを緩和してくれます。

特に喉や肺に作用してくれるので、喉の炎症・しゃがれ声・空咳に効果的です。

食欲不振や下痢・便秘など胃腸が弱っている時にもおすすめです。

スーパーなどでいちじくを選ぶ時は、ふっくらとしてキズが無く皮にハリがある物を選びましょう。

少しお尻が割れている物を買えば2~3日で食べごろですよ。

いちじくはそのままでも美味しく食べられますが、デザートや料理など幅広く活用できる優秀な食材です。

食べ方が分からず、今まで食べた事が無い方もぜひ参考にして食べてみて下さいね!