人気アニメ鬼滅の刃で大きな謎である「青い彼岸花」の正体がついに解明しました!
鬼の始祖である鬼舞辻無惨が1000年も探し続けている「青い彼岸花」にはどんな謎があったのでしょうか?
鬼滅の刃の物語では語られなかった謎が「鬼滅の刃 公式ファンブック 鬼殺隊見聞録・弐」で多くの事が明らかとなっています。
無惨はな「青い彼岸花」を探し続けたにも関わらず見つけられなかったのか?
咲いている場所は?
その場所を知っている人がいたのか?
竈門家との深いつながりとは?
公式ファンブックと漫画本作を照らし合わせながら解説していきます。
本記事には、鬼滅の刃のネタバレを含みます
目次
「青い彼岸花」の正体は?
平安時代に産まれた鬼舞辻無惨は、二十歳になるまでに死ぬと言われていましたが、ある善良な医者が少しでも生き永らえるようにある薬を飲ませました。
それの薬に含まれているのが「青い彼岸花」でした。
しかし無惨の病状が悪化し、腹を立てた無惨はその医者を殺してしまいます。
医者を殺して間もなく、死ぬどころか強靭な肉体を手に入れることができ、医者からもらった薬が効いていると分かったのです。
しかし無惨は人の血肉を欲してしまい、日の光の元に出れば死ぬと感じたのです。
鬼舞辻無惨を鬼にしたのは「青い彼岸花」が含まれている薬が原因でした。
そして日の光に当たっても死なない身体になりたかった無惨は、その医者が作った薬の調合を見たのですが、試作段階だったため作り方は分からなかったのです。
無惨は薬に使用されている「青い彼岸花」を血眼になって探しますが、1000年もの間探し続けても見つけることが出来ませんでした。
「青い彼岸花」はどこにあるのか?それは無惨を治療した医者しか知らないのです。
「青い彼岸花」の正体は・・・
- 鬼舞辻無惨を鬼にした薬の元になった花
- 太陽を克服できるとされる妙薬
- 当時、どこに咲いているかは無惨を治療した医者しか知らない
「青い彼岸花」が咲いている場所は?
「青い彼岸花」の咲いている場所は謎のまま鬼滅の刃の本編が終わってしまいました。
しかし、「鬼滅の刃公式ファンブック 鬼殺隊見聞録・弐」の戦国期資料・・・継国縁壱 「戦国コソコソ噂話」で「青い彼岸花」の咲いている場所が明らかになったのです。
それは炭治郎たちが生きていた時代から数百年前に、継国縁壱の妻である❝うた❞が埋葬された場所であることが分かりました。
この場所は炭治郎のは母である葵枝(きえ)が知っていて、幼少期に炭治郎は「青い彼岸花」を見せてもらっていたのです。
那田蜘蛛山で、下弦の伍 累(るい)との闘いの最中で見た走馬灯で「青い彼岸花」のことを一瞬思い出しています。
「青い彼岸花」が咲いている場所は?
- 継国縁壱の妻 うた が埋葬された場所
- 炭治郎の母 葵枝は咲いている場所を知っていた
- 炭治郎は幼少期に「青い彼岸花」を見ている
「青い彼岸花」と竈門家の深いつながり
炭治郎の母 葵枝が「青い彼岸花」が咲いている場所を知っていることから「青い彼岸花」と竈門家には何らかの深いつながりがあるのです。
それは戦国時代にまで遡ることになります・・・。
単行本22巻・第190話の最後のフリーページにある「戦国コソコソ話」がヒントになっていて、炭治郎たち竈門家が住んでいる場所は、戦国時代に始まりの呼吸の剣士であった継国縁壱(つぎくに よりいち)とうたが住んでいた場所と同じです。
うたは臨月の時に、鬼によってお腹の子供もろとも殺されてしまいます。
その後、縁壱は鬼殺隊に入隊したため住んでいた家を出たと思われます。
そこに、炭治郎の先祖である竈門炭吉とすやこ夫婦が住み始めました(戦国コソコソ話)。
鬼殺隊を追われた縁壱がうたと住んでいた家に帰ると、鬼に襲われている炭吉と臨月のすやこに遭遇し助けています。
そこから竈門家と縁壱の関係ができたと思われます。
そして、縁壱は炭吉に自分の耳飾りを渡し、炭吉は見せてもらった日の呼吸を「ヒノカミ神楽」として後世に伝えていったのです。
ここから考察するに、炭治郎が住んでいた家には継国縁壱・うた夫婦と竈門炭吉・すやこ家族が住んでいたことになります。
縁壱の妻 うたが鬼に殺された後、当時の炎柱に葬ってやらなければ可哀想だと言われ、埋葬されたそうですが、おそらくこの家の近くに埋葬したのだと思います。
だとしたら、炭吉・すやこ家族は耳飾りやヒノカミ神楽だけでなく、うたの埋葬場所も知っていてそれも後世に受け継がれたのではないかと予想します。
このことで炭治郎の母 葵枝はうたの埋葬場所を知ることで「青い彼岸花」が咲いている場所を知っていたとしてもおかしくはないですね。
「青い彼岸花」と竈門家の深いつながり
- 戦国時代に縁壱から耳飾り・ヒノカミ神楽と共にうたの埋葬場所も受け継がれたのではないか?
- 炭治郎が生きていた時代まで耳飾り・ヒノカミ神楽だけでなく、うたの埋葬場所が受け継がれていたと予想
無惨が「青い彼岸花」を見付けられなかったのはなぜ?
鬼舞辻無惨は1000年もの間「青い彼岸花」を探し続けたにも関わらず、なぜ最後まで見つけることが出来なかったのでしょうか?
これには「青い彼岸花」のある条件が関係しています。
「青い彼岸花」のある条件
- 気候などの条件によって一年に1度も咲かない時がある
- 花が咲いた場合でも昼間のほんの数分から数十分で閉じてしまう
- 花が閉じてしまうと彼岸花ではなく大きなつくしのように見える
昼間に活動できない鬼にとって、昼間のわずかな時間しか咲かない「青い彼岸花」を探すのは絶望的。ということですね。
しかも気候条件によって咲かない年もあるのなら、普通の人間ですら見つけるのは難しいでしょう。
恐らく夜に探しているのでしょうが、花が咲いていない「青い彼岸花」はつくしのような形になるので、探すのは更に難しくなるでしょう。
こういった理由で鬼には「青い彼岸花」を見つけることが出来ないということになりますね。
無惨や鬼が「青い彼岸花」を見疲れなかったのは
- 「青い彼岸花」には見つけずらい条件がある
昼の数分~数十分しか咲かない
一度も咲かない年もある
花が閉じている時はつくしのような形をしている
無惨が「青い彼岸花」を捜索していた手段とは?
鬼舞辻無惨はどのようにして「青い彼岸花」を探していたのでしょうか?
その手段や方法も「鬼滅の刃公式ファンブック 鬼殺隊見聞録・弐」で明らかになっています。
無惨は大人から子供、男女の性別関係なく擬態ができ、この擬態は「青い彼岸花」を探すための姿だったのです。
- 子 供:太陽を克服する薬を作る場所の確保
- 芸妓の女:「青い彼岸花」の情報収集・人間を使った日中の捜索指示
- 男 性:芸妓では無理な場所の情報収集と資金確保
③の男性は炭治郎が浅草で初めて鬼舞辻と会った時の姿です。
資産家を殺し、その姿に化けて情報収集や資金確保をしているそうです。
②の芸妓は、無限列車編直前に下弦の鬼だけ無限城に集められた(通称:無限城パワハラ会議)時の姿です。
①の子供の姿ではとある家庭に養子に出ていますが、その家庭が製薬会社の社長と思われる家で、調べ物や実験している様子も描かれています。
この子供姿の無惨の所に無限列車から戻った上弦の参 猗窩座(あかざ)が「青い彼岸花は見つかりませんでした」と報告していることから、人間だけでなく配下の鬼も使って捜索させていることが分かりますね。
無惨が「青い彼岸花」を捜索している手段
- 子供・芸妓の女・資産家の男に擬態し、情報収集や捜索指示をしたり薬の研究場所や資金の確保もしていた
- 人間の世界に溶け込んで人間を捜索に使うだけでなく、配下の鬼たちにも捜索をさせていた
「青い彼岸花」はまだあるの?
鬼滅の刃 最終話である205話では、現代で炭治郎たちの子孫の様子が描かれています。
その中で「青い彼岸花」がまだあるのか?ということが明らかになっています。
伊之助とアオイの曾孫である嘴平青葉(28)が植物学者として、現代で「青い彼岸花」の研究をしていたところ、うっかりミスで「青い彼岸花」を全部枯らしてしまったのです。
「青い彼岸花」は水と土の質の調整が死ぬほど難しいらしく、種も育たなかったそうです。
また、山の中(うたの埋葬場所?)に残っていた「青い彼岸花」も、近くに咲いていた花が採取されたことで全て枯れてしまったそうです。
ということで「青い彼岸花」は絶滅したということになっています。
未発見の成分が含まれていたため、海外の学者たちが研究予定でしたがそれも叶わなくなり、伊之助の子孫である青葉は大批判を受け研究所もクビになったそうです。
しかし逆に考えれば、鬼が居た時代を知る者として鬼舞辻無惨が滅び鬼が居なくなっても「青い彼岸花」が存在すれば、また第二の無惨が誕生してもおかしくないですよね。
無惨も倒され「青い彼岸花」が絶滅した今、今後二度と鬼が生まれることはない。
鬼と戦い続けた鬼殺隊のみんなが望んでいた世界になっている。と言えるのではないでしょうか。
「青い彼岸花」はまだあるの?
- 伊之助の子孫 伊之助青葉が研究所で枯らしてしまった
- 山の中の「青い彼岸花」も周りの花を採取したことで全て枯れた
無惨も倒され「青い彼岸花」も絶滅したため、鬼はもう生まれない
まとめ
今回は鬼滅の刃の中でも大きな謎であった「青い彼岸花」についてご紹介しました。
鬼舞辻無惨が産まれた戦国時代に善良な医師によって無惨の命を救った薬に「青い彼岸花」が含まれ、それが原因で鬼の始祖が誕生してしまったのです。
陽光を克服したい無惨は1000年もの間、「青い彼岸花」を探し続けていました。
「青い彼岸花」が咲いている場所は、始まりの呼吸の剣士である継国縁壱の妻❝うた❞が埋葬された場所であることが分かりましたね。
継国縁壱・うたが住んでいた場所は、日の呼吸をヒノカミ神楽として後世に伝えた竈門炭吉・すやこ家族が住み、今では炭治郎や禰豆子が住んでいる場所になっています。
うたが埋葬された場所が住んでいた所から近かったと考えると、竈門家の先祖は耳飾りとヒノカミ神楽と共に「青い彼岸花」が咲いている場所を伝えていったとしてもおかしくはないでしょう。
また「青い彼岸花」は気候条件によっては一年の一度も咲かず、咲いたとしても昼間の数分~数十分で閉じてしまいます。
無惨や他の鬼が捜索しても見付けられなかったのは、これが理由だと考えられます。
そんなこととはつゆ知らず、無惨は様々な人間に擬態して「青い彼岸花」の捜索や太陽を克服するための薬を作る研究場所なども確保していましたね。
鬼滅の刃 最終話では伊之助の子孫である嘴平青葉が「青い彼岸花」の研究を行っていましたが、ミスで全て枯らしてしまい元々生息していた場所の「青い彼岸花」も、周りの花が採取されたことで絶滅してしまいました。
青葉は研究所をクビになってしまいましたが、鬼舞辻無惨が滅び「青い彼岸花」が絶滅したことで、鬼は二度と存在しない世界になったのです。
これは、炭治郎たちが鬼殺隊員として鬼と戦っていた時代のみんなが望んでいた世界になったのです。