仕事・職場

年賀状に一言添え書きの例文集!会社の人やお客様へ失礼の無い一言

年賀状を会社の人やお客様へ出すときに一言添え書きしたい場面ってありますよね?

ただ印刷しただけの年賀状では物足りないですし、日ごろお世話になっている気持ちを書きたいでしょう。

送り先に合わせて心のこもった一言があると印象が良くなりますよ!

親戚や友人への年賀状に一言添えるのとは違い、仕事関係のお付き合いのある方は「どんなことを書いたらいいんだろう?」とか「言葉遣いはどうすれば?」など気になってしまうものです。

そこで今回は、会社の人やお客様への年賀状に書き添える一言例文を紹介します。

また、気を付けたい年賀状のマナーも合わせてご紹介いたします。

年賀状の添え書き一言例文集

一言を添え書きする際には、相手に合った内容を選びましょう。

大きく分けて「会社の上司や先輩、同僚や部下、取引先やクライアント向け」の3つになります。

それぞれの相手に合った内容や感謝の言葉などを一言として添えましょう。

会社の上司・先輩向け例文集

会社の上司へは、日ごろの感謝に加えて今後の目標を書き添えましょう。

特にお世話になった案件や事例があれば、その内容について触れるとより印象的です。

感謝の言葉
  • 旧年中は公私に渡りご親身なご指導ご鞭撻をいただき本当にありがとうございました
  • 昨年は格別のご指導を賜り心よりお礼申し上げます
  • いつも温かいご指導を賜り感謝しております
  • △△のプロジェクトでは大変お世話になりました
  • いつも的確なアドバイスをいただきありがとうございます
  • いつも親身に相談に乗っていただきありがとうございます
  • いつもさりげないフォローをしてくださり感謝しています

今後の抱負
  • 本年もご期待に添えるべく精進いたします
  • 昨年いただいたご指導を活かせるように努めてまいります
  • 今年は入社〇年目となりますので これまでのご指導を活かせるように努める決意でおります
  • さらなる飛躍の一年になるよう一層努力してまいります
  • 本年は△△を達成できるよう(良い成績が残せるよう) より積極的に業務に取り組んでまいります
  • 今年は○○さん(上司・先輩)のような存在になれるように頑張ります
  • 後輩の手本となり頼りにされる先輩になれるように頑張ります

上司や先輩との関係性や距離感によっても言葉選びや雰囲気が違うと思います。

感謝の言葉・今後の抱負の例文は、それぞれ上から少し砕けた雰囲気になっています。

会社の同僚・後輩向け例文集

同僚や後輩へは、連帯感や日頃の感謝・尊敬の念を表す文章が良いです。

相手との親密度によりますが、会社関係の方なのであまり砕け過ぎないようにしましょう。

会社の同僚・後輩向け
  • ともに飛躍の一年にしましょう
  • お互いに成長の一年となりますように
  • ▲▲案件の成功に向けて一緒に頑張りましょうね
  • 〇〇さんのフォローやアドバイスにいつも助けられています
  • 着実な成長を頼もしく感じています 今年もその勢いでよろしくお願いします
  • 今年もさらなる成長を期待しています

取引先やクライアント向け例文集

取引先やクライアントへは、日ごろの感謝と共に今後のお付き合いやご協力をお願いする文を添えると良いです。

取引先やクライアント向け
  • 旧年中はひとかたならぬご愛顧にあずかり 誠にありがとうございました
  • 本年もなお一層のお引き立てを賜りますようお願い申し上げます
  • 本年も御社の繁栄に寄与できるよう社員一同させて頂く所存でございます
  • 本年もお力添えのほど宜しくお願いいたします
  • ○○の件では大変お世話になり ありがとうございました

ビジネス年賀状のマナー・気を付けること

会社の人や取引先に年賀状を送る時に、気を付けなければいけないことやマナーについてご紹介します。

元旦に届くように出す

ビジネス年賀状は、「元旦に届くように出す」というのが最低限のマナーと言って良いほど大事なことです!

年賀状が元旦に届かないと、マナー違反と捉えられてしまう場合があります。

日々仕事をしていると年賀状を選んだり注文したり、宛名を書いたり印刷したりなどの時間が取れなく、年末休暇に入ってから取り掛かる人も多いそうです。

しかし、会社や取引先に出す年賀状は元旦に届くようにしっかりと準備をしておきましょう。

元旦に年賀状が届くようにするためには、郵便局が指定する日までに年賀状を投函しなければいけません。

だからといって早くに出すと年明け前に配達される可能性があります。

郵便局が例年している日程は12月15日~12月25日の間に投函すると元旦に届くようですよ。

印刷より手書きが良い

基本的に年賀状は手書きで書くのが良いのですが、出す人が多い場合には全て手書きは大変ですよね。

近年はパソコンを使って印刷する人が大変多いのですが、印刷だけの年賀状には温かみが欠けてしまいます。

年賀状のデザインや定型文・宛名などは印刷でも仕方ありませんが、空いているスペースに先ほどご紹介した一言を添えると良いと思います。

もし、年賀状を手書きにしたり一言添える文を書き足す場合にも注意があります。

ボールペンを使用する方も多いと思いますが、一般的にはあまり良くないそうです。

力強く太い文字は縁起が良いとされているからです。

手書きの時には以下のペンを使うのがおすすめです。

  • 毛筆
  • 筆ペン
  • 万年筆
  • サインペン

いずれも太い文字を書くことができますよ。

年賀状を書く時の注意点

実際に年賀状を書く時、ビジネス用の年賀状には注意したいことがいくつかあります。

プライベートの年賀状ではOKでも、ビジネス用ではNGなこともありますので、注意しましょう!

縦書きで書く

近年は横書きの年賀状も多くなっていますが、年賀状は基本的に縦書きがマナーです。

右上から左下へ向かって縦書きにしましょう。

宛名面ともに縦書きにすることで格式高く見えるのです。

色ペン使用はNG

先ほどもご紹介した通り、年賀状は黒く太い文字で書くのが一般的であり縁起が良いです。

一言添える時も黒の太いペンなどを使いましょう。

宛名に赤いペンを使うのは絶対にNGです!!

家族写真付きは付き合いのある方だけに

年賀状を送る相手と家族ぐるみのお付き合いがある場合は、家族写真付きの年賀状を出しても良いでしょう。

ビジネス用で使用する年賀状には、家族写真付きの年賀状は使わないようにしましょう。

写真付き年賀状はカジュアルなイメージがあり、受取る相手によっては「マナーがない」と思われる可能性があります。

宛名を自宅用・会社用で変える

ビジネス用の年賀状を上司や取引先に送る場合、お相手の自宅に送る場合と会社へ送る場合で宛名が違います。

自宅へ送る場合は「○○○○様」と個人名を宛名にします。

会社へ送る場合では「株式会社△△ 代表取締役社長 ○○○○様」というように、会社名・役職・個人名を記載します。

この時、「㈱」などの省略はせず正式名称で記載しましょう。

賀詞の使い方に注意

「賀正」・「迎春」とよく使われることが多い賀詞ですが、これは略語で目上の方に対して略語を使用するのは失礼になります。

「謹賀新年」・「慶賀新春」・「謹んで年頭の御祝詞を申し上げます」という省略のない賀詞を書きましょう。

「新年あけましておめでとうございます」という言葉を使用する方も多いと思いますが、「新年」と「あけまして」は意味が重複しているので、間違った日本語になります。

「新年おめでとうございます」という書き方をしましょう。

さいごに

会社の人や取引先に年賀状を出す時に添える一言の例文やマナー・注意すべきことをご紹介しました。

年賀状は日ごろお世話になった方々へ感謝を伝える良い機会です。

お礼を込めて、そして今年1年もお世話になることや抱負を伝えるハガキに失礼が無いようにしたいですね。

近年ではパソコンで年賀状を作るのが主流なっていますが、お世話になった方々への感謝の言葉や抱負、今後のお付き合いのお願いなどは手書きで添える方が気持ちが伝わると思います。

ぜひ、この記事を参考にしていただければと思います。