生活の知恵

加湿器の置き場所や高さは?エアコンやストーブの近く・床はダメ?

乾燥が気になる季節になると加湿器を使う機会が多くなります。

加湿器は置き場所や置く高さによって、その効果が違うのはご存じですか?

加湿器を置く場所によっては効果が無くなってしまったり、加湿した空気の結露により家電製品の故障や設備が痛んでしまうこともあるようです。

今回は加湿器の置き場所や効果的な高さ、エアコンやストーブなどの家電製品の近くや床に置くとどうなるのか?などをご紹介します。

加湿器の効果を発揮させる置き場所・高さ

加湿器を設置する時に、邪魔にならない場所を選んで置きたいですよね。

しかし、加湿器は置き場所やその高さによって得られる効果が変わってきます。

室内を効率よく加湿するために、加湿器の効果が発揮できる場所や高さについてご紹介します。

加湿器の置き場所

加湿効果を効率よく行うためには、加湿器は部屋の中心に設置するのがベストです。

下のイラストで、加湿器を置くのにベストな場所は④です。
加湿器から放出された水蒸気が室内の空気と混ざり、室内全体に行きわたることで効率的に加湿できるのです。

ただし、部屋の作りや家具の配置によっては部屋の中心に置くのが難しい場合があります。

そのような場合は、エアコンの吸入口の近くに加湿器を置いてみましょう。

エアコンは吸入口から部屋の空気を吸い込み、部屋に空気を送り出す仕組みです。

加湿器から放出された水蒸気を含んだ空気をエアコンに吸入され、その空気をエアコンが室内に送り出すので効率良く湿度を上げることができます。

それでも置く場所に困る場合は、⑤のように壁寄りに置くが出来るだけ部屋の中心に近い場所に置くのも一つの方法ですよ。

加湿器を置く高さ

加湿器を床に置いている場合が多いと思いますが、効率よく部屋を加湿したいなら床から70~100cmの高さに置くのがオススメです。

湿気は下に溜まる性質があります。

そして冷たい空気は下、温かい空気は上に溜まるという性質も関係があります。

空気が暖かいと乾燥しやすいのに、床に加湿器を置いてしまうと湿気が下に溜まるため人の顔付近まで湿気が行き渡らないことになります。

また、加湿器を床に置くと温度感知センサーが床付近の冷えた温度を感知し湿度が高いと認識してしまい、加湿量が減ってしまいます。

部屋の上部では温かく乾燥した空気が漂っているのに、加湿されないので更に乾燥してしまうので加湿器の効果が得られなくなってしまうのです。

加湿器を置いてはいけない場所

加湿器は置く場所によっては効果が減ってしまうことがあります。

ここでは、加湿器を置いてはいけない場所とその理由をご紹介します。

①家電製品の近く
加湿器から出る水蒸気は、家電製品の故障原因になることがあります。
またコンセントに溜まったホコリに水分が加わると電流が流れやすくなるため、火災の原因にもなります。

②部屋のすみ
部屋のすみ=壁のそばに加湿器を置くと、水蒸気が壁に当たってしまいカビが発生しやすくなります。
壁紙や木材が水分を吸ってしまい、そこから傷んでカビの発生源となってしまうのです。

③窓の近く
窓には断熱効果が無く、外気温とほぼ同じ温度まで冷えています。
加湿器から出た水分を含んだ空気が結露し、加湿効果が失われてしまいます。

適切な湿度は?

湿度は低いと乾燥が気になりますし、高すぎるとカビの原因となってしまいます。

そこで、適切な湿度を保つことが大事です。

湿度は一般的に40~60%が過ごしやすいと言われています。

湿度が40%以下になると、髪やお肌が乾燥してパサついたりカサカサしてしまいます。

そしてウイルス感染の危険性も高くなってしまいます。

また加湿し過ぎてしまい、湿度が上がるとカビの繁殖が心配になります。

カビが繁殖する条件は「温度15℃ 湿度75%以上」だと言われています。

寒い季節に温められた部屋で加湿器をフル稼働しえ湿度を高くして使うのは控えましょう。

加湿器なしでも加湿する方法

加湿器を置く場所や大きさによって、また部屋の作りによって加湿が行き届かない場所もあるでしょう。

そんな時、加湿器が無くても効果的に部屋の湿度を上げる方法があります。

その方法は、お風呂やシャワーの後に浴室の扉を開けたままにしておくことです。

浴室の温かい空気と部屋との温度差で空気が循環しやすくなるので、湿気を含んだ空気が効率よく循環してくれます。

また浴室の扉を開けておくことで換気にもなり、お風呂で発生しやすいカビの発生を抑制することができるので、一石二鳥と言えるでしょう。

お風呂に入らない時は、湯船にお湯を溜めて扉を開けておくのも良いでしょう。

加湿器だけでは、部屋全体の湿度を上げるのが難しい場合などに、オススメの方法です!

まとめ

今回は加湿器の置き場所や高さなどについてご紹介しました。

加湿器の効果を発揮させる置き場所は、部屋の中心・高さは70~100cmが理想です。

部屋の中心に置き、ある程度の高さがあることで室内に水蒸気を含んだ空気を効率良く循環させるからです。

湿気は下に溜まる性質があるため、高い位置から湿気を放出することで更に効果が得られるのです。

加湿器は、家電製品や窓の近く・部屋のすみに置くと加湿効果が得られないだけでなく、電化製品の故障やカビを発生させる原因を作ってしまうので、避けた方が良いです。

こうして加湿器を効率よく使ってみましょう。

快適に過ごすために適切な湿度は40~60%が望ましいです。

40%以下になると乾燥が気になり、肌や髪だけでなく喉がカサカサしたりウイルス感染の危険性がたかまります。

逆に湿度が高すぎるとカビの繁殖の危険があります。

温かい部屋で加湿器をガンガン使うということの無いように気を付けましょう!

寒い時期はインフルエンザなどのウイルスが活発になりますが、それは空気が乾燥することが大きな原因と言われています。

お肌や髪の保湿だけでなく、こうした感染症対策のためにも加湿器を上手に活用していきましょう!

加湿器のおすすめな選び方加湿器の水垢除去方法はこちらを参考にしてみてくださいね!!