にがりダイエットと聞いて「懐かしい…」と感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
10数年間にあるテレビ番組で、ダイエット効果があると取り上げられ、にがりが大ブームになったことがありました。
ダイエットに効果的な食材などは、常に情報が飛び交っていますよね。
にがりダイエットもその一つでした。
にがりは豆腐を作る時の凝固剤として使われていることは、誰でも知っているでしょう。
しかし、ダイエットにも効果的なだけでなく美肌・美髪効果や、便秘解消も期待できる。と優秀なのです。
今回は、ダイエット効果・美肌美髪・便秘解消に効果的なにがりについてご紹介します。
また、にがりの選ぶポイントや1日の摂取量の目安、基本的な摂り方なども合わせてご紹介します。
目次
にがりがダイエットや便秘などに効果的な理由
にがりには豊富なマグネシウムが含まれています。
このマグネシウムは、便秘薬に含まれている酸化マグネシウムと同じで、便秘の改善に有効的です。
また、小腸で脂肪の吸収を抑え、大腸で水分を増やす働きがあります。
こうした脂肪吸収の抑制や水分増加のおかげで便秘解消につながるのです。
脂肪吸収を抑えることで、肥満解消やダイエットにも役立つということです。
便秘が解消することで、血流が良くなったり血液がキレイになるので、お肌や髪の毛の調子が良くなります。
しかし、にがりは過剰摂取すると心肺停止の危険があります。
にがりに含まれているマグネシウムには、筋肉を弛緩(ゆるむこと)させ血圧を下げる作用があります。
マグネシウムは汗や尿と一緒に体外に排出されやすい成分ですが、過剰摂取はしないようにしましょう。
にがり 1日の摂取量
にがりに含まれているマグネシウムを過剰摂取しないようにするためには、1日の摂取量を知る必要がありますよね。
ここでは、にがりの1日の摂取量やにがりを選ぶポイントなどをご紹介していきます。
にがりを選ぶポイント
にがりはスーパーの塩や豆腐売り場に置かれていることが多いです。
品名は「粗製海水塩化マグネシウム」や「塩化マグネシウム含有物」などという表示があるものです。
選ぶポイントとしては、成分表示や使用量の表示があるものが望ましいですね。
マグネシウム(Mg)の含有割合が多く、ナトリウム(Na)が少ない物がいいでしょう。
できれば原産地の表示があり、海のきれいな地域が良いですね!
1滴ずつ出せるタイプや軽量カップ付きの物が便利で使いやすいです。
にがりの1日摂取量の目安
にがりの摂取量の目安を知る前に、市販されているにがりの濃度を確認しておきましょう。
市販のにがりは様々な濃度があります。
100ml中のマグネシウム含有量は、少ない物で900ml程度~多い物で10,000mgを超えます。
1日に不足分のマグネシウムを100ml摂るつもりで、にがりを摂取しましょう。
糖尿病などでマグネシウムが不足気味な場合は、200~300mlを目安にしてください。
分かりやすいにがり摂取量の早見表をチェックしましょう!
こちらの早見表を参考にして、にがりを摂る量を確認してみてくださいね。
にがりの摂取方法
次はにがりの摂取方法をご紹介します。
にがりは水に加えて「にがり水」として飲むのが基本的です。
しかし、そもそも水を飲むのが苦手で長続きしない人も多いので、他の方法もご紹介します。
にがり水
まずは基本的なにがり水です。
200ml(約コップ1杯分)の水に、にがりを少量加えます。
一気に飲むのではなく、時間を空けて少しずつ飲んでください。
【にがりを加える量】
- にがり100ml中のMg含有量が1,000ml
にがり小さじ1(5ml) - にがり100ml中のMg含有量が5,000ml
にがり10~15滴(1ml)
お味噌汁やスープ
毎日のように飲むお味噌汁や、気分を変えてスープなどにもにがりを入れて飲むことができます。
加える量は、にがり水と同じ分量になります。
お味噌汁やスープの味付けならにがりを感じずに飲みやすくなるはずです。
お茶やコーヒー
普段からお水よりも、お茶やコーヒー・紅茶をよく飲む。という方は、にがり水よりも始めやすく長続きしやすいと思います。
こちらもにがり水と同じ分量でにがりを加えます。
オフィスでコーヒーを飲む時などにもオススメなので、デスクや会社の冷蔵庫などに1本にがりを置いておくのもいいでしょう。
ご飯を炊く時
飲み物ににがりを加えて、にがりの味を感じてしまうのが嫌だな。という方におすすめなどが、ご飯を炊く時ににがりを入れる方法です。
毎日ご飯を炊くと思うので、簡単ににがりを摂取することができますね。
【にがりを加える量(2合分)】
- にがり100ml中のMg含有量が1,000ml
にがり大さじ1(15ml) - にがり100ml中のMg含有量が5,000ml
にがり小さじ3/5(3ml)
炊飯時ににがりを入れると、炊きあがったご飯がふっくらしてツヤツヤで水分とうま味が増すとも言われています。
その他の活用方法
味覚が敏感な方は、今まで紹介した食材などににがりを入れることで、味が変わってしまうのが苦手だな。という方もいると思います。
そういう場合は、他の活用方法がありますのでご紹介します。
まず1つ目は「にがりうがい」です。
100mlの水に、にがりを少量を加えてうがい水を作ってうがいをしてみましょう。
【にがりうがい水の作り方】
- にがり100ml中のMg含有量が1,000ml
にがり小さじ2(10ml) - にがり100ml中のMg含有量が5,000ml
にがり小さじ2/5(2ml)
2つ目は「にがり歯磨き」です。
歯ブラシの上に歯磨き粉を乗せ、その上からにがりを数滴垂らして歯や歯茎を磨きます。
実は、にがりに含まれているマグネシウムは歯周病にも効果的なのだそうです。
さいごに
現代人の身体にはミネラルが不足している。と言われています。
特にマグネシウムが不足しているというのです。
マグネシウムが不足しがちな人は、生活習慣に以下のような特徴があると言います。
にがりは日常的に不足しているマグネシウムを補給するのにオススメなのです。
ダイエットは継続することが一番の近道だと思います。
過剰摂取には十分な注意が必要ですが、毎日口にする食材に入れるだけなので手軽に長続きできると思います。
美肌や美髪は、便秘が天敵であると言われています。
便秘解消をしながら、美肌・美髪を手に入れて若々しい生活を長く続けていただればと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。