鬼滅の刃

音柱・宇髄天元の過去や柱引退理由は?イケメンな素顔と嫁についても紹介

ド派手を信条にする音の呼吸の使い手、音柱 宇髄天元(うずい・てんげん)をご紹介します。

宇髄天元は那田蜘蛛編後の柱合会議で初登場し、その後の無限列車編の後に描かれる「吉原遊郭編」で大活躍します。

吉原遊郭編は単行本の8巻ー11巻です。

宇髄天元は嫁が3人もいるイケメン!と人気のキャラクターですが、鬼殺に入隊するまでの過去は意外と知られていません。

そこで、今回は音柱・宇髄天元の過去やイケメンの素顔・嫁についてご紹介します。

吉原遊郭編の最後で「柱引退」をしてしまう宇髄ですが、その後の活躍も合わせてご紹介いします。

本記事には「鬼滅の刃 アニメ・劇場版」以降のネタバレを含みます!!

宇髄天元のプロフィール

©吾峠呼世晴/集英社

❝鬼滅の刃「柱」一覧❞でもプロフィールを紹介していますが、ここではより詳しくご紹介していきます。

宇髄天元のプロフィール
  • 階級:音柱
  • 誕生日:10月31日(23歳)
  • 身長:198cm
  • 体重:95kg
  • 出身地:不明
  • 趣味:嫁と温泉巡り、秘湯探し
  • 好きな物:ふぐ刺し

温泉好き

趣味は嫁との温泉巡りや秘湯探しというだけあって、温泉が大好きなようです。

鬼滅の刃 小説「片羽の蝶」では、宇髄の元に柱稽古に来た善逸と伊之助に自分の山で温泉を掘らせるというお話が描かれています。

実は善逸と伊之助に温泉を掘らせたのは二人の基礎体力を上げるためなのだそうですが、温泉好きな宇髄にとっても得のあることだったようですね(笑)

「派手」が信条

見た目からも分かる通りの「派手」な宇髄ですが、その見た目から鬼滅ファンからも❝派手柱❞と呼ばれているそうです。

宇髄のセリフからも「派手」という言葉はよく出てきます。

初登場の柱合会議では、鬼(禰豆子)を連れている隊士である主人公の竈門炭治郎について

「ならば俺が派手に首をきってやろう」
「誰よりも派手な血しぶきを見せてやるぜ。もう派手派手だ」

また、鬼である禰豆子が人を襲わず喰わないことを伝えた炭治郎に

「話が地味にグルグル回ってるぞアホが」
「人を喰ってないこと、これからも喰わないこと、口先だけでなくド派手に証明してみせろ」

というように「派手・ド派手」という言葉をよく使っています。

素顔がイケメン

©吾峠呼世晴/集英社

普段は髪をまとめ、派手なアクセサリーに化粧をしていますが、宇髄の素顔がイケメン過ぎる!!と話題にです。

吉原遊郭 花街に炭治郎・善逸・伊之助を潜入捜査させる時に素顔で同行しています。

髪をおろしアクセサリーをつけず化粧もしていないので、完全なスッピンです。

一般人に紛れられるようにと素顔で吉原遊郭を訪れていますが、素顔でも目立つほどのイケメンです。

鬼滅ファンや宇髄のファンからも「文句なしのイケメン!」と評判です。

宇髄が柱を引退

©吾峠呼世晴/集英社

無限列車の事件から4ヶ月後に、宇髄の嫁3人が遊郭「吉原」で鬼の調査のため潜入捜査していたが、定期連絡が途絶えてしまった。

そこで炭治郎・善逸・伊之助に女装をさせて潜入させると、花魁に君臨していた上弦の陸・堕姫(だき)に炭治郎が遭遇し対峙することになります。

©吾峠呼世晴/集英社

しかし、この時の炭治郎では上弦の鬼との実力差や禰豆子の暴走により危機に陥ります。

そこに宇髄が合流し、一瞬で堕姫の首を断ち「上弦の鬼ではない」と言うと、堕姫の体内から妓夫太郎(ぎゅうたろう)が出現

妓夫太郎と堕姫の両方の首を同時に斬らなければ倒せないという特性に苦戦するも、宇髄・炭治郎に加えて善逸と伊之助も戦いに加わり4人の決死の攻撃により、上弦の鬼を始めて倒すことが出来たのです。

©吾峠呼世晴/集英社

宇髄は上弦の陸の血鬼術による猛毒で瀕死の状態となりますが、禰豆子の血鬼術「爆血(ばっけつ)」により生還します。

しかし左手を失い左目を失明し、この状態では柱としての役割を果たせないと引退を決意したのです。

柱引退後も鬼殺隊に所属し、元音柱として柱が直接稽古をつける「柱稽古」の基礎体力向上を名目として厳しく隊士たちを鍛えています。

©吾峠呼世晴/集英社

また、無限城編では元炎柱の煉獄槇寿郎と共に、産屋敷輝利哉の護衛をしています。

宇髄の過去から分かる人物像

宇髄の過去を知るためには、まず現在の宇髄がなぜ派手なのか?ということがポイントです。

また、嫁が3人いることや忍び一族を抜け出し鬼殺隊へ入隊した理由なども過去を知ることで宇髄の人物像が見えてきます。

派手へのこだわり

©吾峠呼世晴/集英社

宇髄は、派手なものへのこだわりが強い元忍びの剣士です。

その格好も、宝石のついた額当て・ピアス・指輪などの派手なアクセサリーに加え化粧もしています。

常に派手さを求めるあまり「派手を司る❝祭りの神❞」と自称しているくらいです。

しかしこの派手にこだわるようになったのには、忍びとして影に隠れて地味に生きてきたので、不満が爆発したことで派手に生きていくことになったそうです。

嫁が3人いる

©吾峠呼世晴/集英社

遊郭吉原編で宇髄は、普段の派手な格好から目立たぬように素顔で街を歩く様子が描かれています。

その素顔をみた鬼滅ファンからは「素顔がイケメン過ぎる!」と話題になり、宇髄に嫁が3人いるのはイケメンだから?!と思っている方もいるようです。

しかし、宇髄は元忍びであり、忍びの家系は一夫多妻制で15歳の時に3人の嫁をもつことになっているそうです。

宇髄の嫁は3人とも元くノ一で、真面目で優しい「雛鶴(ひなづる)」は、遊郭「京極屋」に潜入し、蕨姫が鬼だと見抜いています。

常に弱気で悲しい時だけでなく安心した時も泣いてしまうほどの泣き虫な「須磨(すま)」は、遊郭「ときと屋」に潜入していました。

勝気な性格で姉後肌の「まきを」はいつも須磨と雛鶴を引っ張る役割で、遊女として遊郭「荻本屋」に潜入。

宇髄と3人の嫁たちとのやり取りは常に賑やかで面白いのです。

宇髄が上弦の陸との死闘で瀕死状態になり死期を感じた宇髄が「最後に言い残すことがある」と伝えるも、3人の嫁はそれぞれ個性的な反応をするのです。

須磨は大号泣し、それにまきをはキレる、そんな2人を雛鶴は冷静に収めようとしています。

しかし、瀕死状態である宇髄の言葉を全く聞こうとしない3人の嫁と宇髄の呆れた姿が面白く描かれています。

そんな3人の嫁に対し、宇髄は「自ら考える命の順序」を伝えています。

「俺は派手にハッキリと命の順序を決めてる」
「まずはお前ら三人(3人の嫁) 次に堅気の人間たち そして俺だ」
©吾峠呼世晴/集英社

宇髄は何よりも3人の嫁の命を大事にしている男なんですね。

忍びの一族から抜け忍になった

©吾峠呼世晴/集英社

宇髄が鬼殺隊に入る前の時代では忍者一族は滅びかけていました。

そんな中、宇髄は次世代の忍び頭領として育てられていました。

忍び一族が衰退していくことに焦りを感じていた父親による過酷な訓練に、9人いた姉弟は宇髄が15歳になる時には弟と宇髄の2人となってしまった。

その生き残った弟の「部下は駒 妻は跡継ぎを産むためなら死んでもいい 本人の意思は尊重しない」という価値観に嫌気がさし、「俺はあんな人間になりたくない」と3人の嫁と共に抜け忍となったのです。

その後、忍びとして植えつけられた価値観とそれを否定している宇髄の中に葛藤があったのです。

産屋敷耀哉から「つらいね 天元 君の選んだ道は」と忍時代の過酷な環境で生きてきたことを労う言葉をかけられ、葛藤を抱えながらも人のために戦う道を選んだ(鬼殺隊として)宇髄に「ありがとう、君は素晴らしい子だ」と言われたのです。

葛藤しながらも人のために戦う宇髄を認めてくれた産屋敷耀哉に感謝し忠誠を誓った宇髄は、鬼殺隊として歩んで行くことなったのです。

「音の呼吸」の技も派手!

先ほど、宇髄は「派手が信条」である。とご紹介しましたが、音の呼吸の技も派手なのです。

宇髄の日輪刀は背負い二刀流で、鞘はなく普段は布を巻いています。

この刀は直撃すると攻撃が爆ぜて桁違いの威力を発揮するそうです。

攻撃が爆発するその仕組みは・・・?

攻撃を喰らって生き延びた者がいないため仕組みは不明とのことです。

音の呼吸の技は、吉原遊郭で炭治郎・善逸・伊之助と共に上弦の陸と戦う際に、初登場します。

音の呼吸は基本呼吸の1つである「雷の呼吸」から派生した呼吸で、斬撃を打ち込むと轟音が響くのが特徴的です。

それでは、音の呼吸を使用した場面と共にそれぞれの技について紹介します。

壱ノ型:轟(とどろき)

斬撃により爆発とともに轟音を立てダメージを与える技です。

その威力は地面に大穴を開け、地中深くまでに到達するほどです。

この技が登場するのは鬼滅の刃77話。

吉原遊郭にある切見世にいる雛鶴を救出した後、鬼との戦闘が始まっていることに気が付き気配を探っていました。

そこで「ここだ!!地面の下!!」と地面に耳を近づけると誰かが戦っている音が聞こえてきます。

この時、地面に穴を開けるのに使用した技が「音の呼吸 壱ノ型 轟」です。

肆ノ型:響斬無間(きょうざんむけん)

目の前に斬撃と爆発による巨大な空間を作り出し、広範囲にわたる攻撃に素早く応戦することができる技です。

この技は、鬼滅の刃90話 堕姫の体内から出現した兄の妓夫太郎に使用しています。

妓夫太郎が放つ血鬼術 円斬旋回・飛び血鎌に「音の呼吸 肆ノ型 響斬無間」で応戦しますが、かわされてしまいます。

伍ノ型:鳴弦奏々(めいげんそうそう)

回転させた刃を爆発させながら相手に突進して猛攻する技です。

その力は上弦の鬼を押すほど威力で、無数に発生する爆発音で周囲は非常に騒がしくなる。

鬼滅の刃89話で使用される技です。

妓夫太郎が宇髄の背後に血鎌を作り、逃げ場を無くした上に鎌を放ちます。

そこに炭治郎が宇髄の背後で血鎌を防ぎ、力では対抗できない。と水の呼吸で受け流すのです。

そのおかげで宇髄は「音の呼吸 伍ノ型 鳴弦奏々」で突進して押していくのです。

独自の戦闘計算式「譜面」

これは音の呼吸の技や型ではありませんが、宇髄独自の戦闘計算式「譜面」という能力です。

敵の攻撃動作の律動を読み音に変換することで「譜面」が出来上がります。

分析するのに時間がかかりますが、相手の動きの癖や死角も分かる優れた能力です。

その「譜面」はまるで❝唄に合いの手を入れる❞ようで、音の隙間を攻撃すれば敵に打撃を与えられるというものです。

堕姫の首を斬った伊之助・善逸は、逆に妓夫太郎から大ダメージを喰らいます。

そして宇髄が猛毒により倒れているところ、妓夫太郎は炭治郎に対し心無い言葉を吐いて追い詰めていくのです。

うなだれる炭治郎・・・と思いきや「準備してたんだ!」と言い妓夫太郎の首に刃を振いますがなかなか斬ることができません。

そんな中、妓夫太郎は血鎌を発生させ炭治郎の刃を押し返してしまいます。

妓夫太郎の鎌が炭治郎に迫るところで宇髄が防いで助けます。

そこで「❝譜面❞が完成した!勝に行くぞォオ!!」と妓夫太郎の円斬旋回を全て弾いていきます。

最後には宇髄が炭治郎に「止まるな!跳べェェ!」と言い炭治郎は妓夫太郎に斬りかかりますが、妓夫太郎の鎌が炭治郎の顎に突き刺さってしまいます。

それでも炭治郎の刃は妓夫太郎の首に斬りかかり

「腕の力だけじゃ駄目だ 全身の力で斬るんだ 頭の天辺からつま先まで使え」
「体中の痛みは全て忘れろ 喰らいつけ 渾身の一撃じゃ足りない その百倍の力を捻り出せ」

と鼓舞していると、炭治郎の額の痣が濃くなっていき、妓夫太郎の首を斬ることが出来たのです。

さいごに

今回は、鬼滅の刃 音柱の宇髄天元の過去や柱引退の理由、3人のお嫁さん・イケメンな素顔についてご紹介しました。

上弦の陸との戦いで左目の視力と左手を失い柱を引退しました。

その戦いの終わりに、駆け付けた蛇柱の伊黒小芭内に「柱を引退する」と告げた宇髄ですが、伊黒からは

「ふざけるなよ、俺は許さない」
「ただでさえ若手が育たず死にすぎるから柱は煉獄が抜けた後、空席のまま」
「お前程度でもいないよりはマシだ、死ぬまで戦え」と言われます。

しかし宇髄はこのように答えます。

「いいや 若手は育ってるぜ 確実に」
「お前の大嫌いな若手がな」

最初の頃、宇髄はガサツで乱暴なイメージがあった人も多いと思います。

しかし、上弦の陸との決戦やその後のストーリーを見ていくと、宇髄が3人に嫁や部下を思いやる性格であることが分かってきます。

現に、上弦の陸との決戦では炭治郎へお膳立ての一撃を任せたり、柱を引退しても後輩たちのために訓練を率先して行っています。

素顔だけでなく、心もイケメンなんだと思った人も多いでしょう。

鬼滅の刃でも人気のある宇髄天元ですが、理由がわかる気がしますね!

最後までお読みいただきありがとうございました。