仕事・職場

中途入社初日の挨拶や服装・持ち物はどうする?事前の準備と心構え

転職初日は、新しい職場への期待に胸が膨らむと同時に、うまくやっていけるかな?と不安や緊張しますよね。

新しい職場では、人間関係も仕事のスキルもイチから築き上げていく必要があります。

そして、仕事だけに限りませんが「第一印象」はとても大事です。

初対面で相手に悪い印象を与えてしまうと、本当はそうじゃないのにと思っても関係性を築き上げていくのが難しくなります。

仕事であればなおさらで、特に中途入社の場合は印象が悪ければ「新卒でも無いのに常識に欠ける」なんて思われかねません。

そうならないためにも、転職初日には事前の準備や心構えが大切になります。

準備不足よりは、準備万全で迎えて「ここまで準備する必要もなかったかな?」くらいで丁度良いと思います。

今回は、転職初日に悪い印象を与えず失敗しないための挨拶・服装・持ち物など具体的なことについてご紹介します。

まもなく転職初日を迎えるあなたに、ぜひ知ってほしいことばかりなので、しっかりとチェックしていってくださね!

転職初日の心がけ

新しい職場では、これから一緒に仕事をしていく先輩・上司に良い印象を持ってもらいたいですよね。

仕事に対する熱意やヤル気を見てもらうためにも、初日はとても大切です。

緊張して後から「こうしておけばよかった」など反省することもあるかもしれません。

まずは、社会人としての最低限のマナーや良識のある振る舞いをしていきましょう!

ここでは、転職初日を迎える前に準備しておきたいことなどをご紹介します。

中途入社初日の準備

入社初日までに用意しておくことはいくつかあります。

  • 持ち物の用意
  • 服装などの身だしなみ
  • 初日挨拶の準備

これらを順番にご紹介していきますよ!

持ち物の用意

中途入社初日の持ち物は、転職先の会社からあらかじめ指示があるのがほとんどです。

入社案内の書類や入社前の事前面談などで伝えられることが多いです。

必要な物や役所に取りに行くものなど色々とあるので、事前にちゃんと用意しておきましょう。

初日から忘れ物は厳禁ですよ!

筆記用具・メモやノート
ボールペンなどの筆記用具とメモ・ノートは必需品と言って良いでしょう。

入社手続きの書類や職場のルール・仕事内容などをメモするために必要になります。

消せるタイプのボールペンは便利ですが、入社手続きの書類には適さないので注意しましょう。

メモやノートは普段使っている手帳よりも、今後もその職場で使っていくことを考えて専用の物を用意した方が良いです。

印鑑
入社書類などに使う場合がほとんどですが、社内回覧などでも使用する場合があります。

入社書類などの正式な書類にはシャチハタは不可ですので、三文判を用意しましょう。
記入ミスがあった場合に使えるのが、訂正印用の小さい印鑑もあると便利です。

社内のチェックする書類などにはシャチハタを使っても構いません。

クリアファイル
入社時は、多くの書類を受け取ることがあります。

会社のデスクにしまう物や、自宅に持ち帰る物などもあるので複数あると便利です。

会社で使う書類は、会社から支給される事務用品を使っても問題ないでしょう。

入社手続きの書類

入社手続きに必要な書類は上記の持ち物に含めても良いのですが、最も忘れてはならない物なので、別でご紹介させていただきます。

入社前にあらかじめ転職先の会社から指示されていることもあると思います。

ここでは、一般的に必要だと思われるものをリストにしてご紹介します。

  • 雇用保険被保険者証(退職時に前職場から受け取る)
  • 年金手帳(自分で保管していない場合、前職場から受け取る)
  • 源泉徴収票(退職時に前職場から受け取る)
  • 身元保証書(転職先からもらう場合が多い)
  • 住民票(マイナンバー入りの物を求められる場合あり)
  • 給与振込先の情報(給与を振込む銀行口座)

これ以外にも、通勤や業務中でマイカーを使う場合には免許書・自賠責保険・任意保険などを求められる場合があります。

服装や身だしなみ

服装や身だしなみは、第一印象でも最も注目されます。

会社によっては制服が支給される場合がありますが、スーツやオフィスカジュアルの時は特に注意が必要です。

どんな服装や身だしなみであっても共通して大切なことは「清潔感」です。

服装に汚れやシワ・ヨレが無いか?サイズが合っているか?など注意しましょう。

制服や作業着などが支給される場合は、それに適した着替えやアンダーウェアを選びましょう。

服装や身だしなみで注意したいポイントは以下になりますので、事前にしっかりとチェックしましょう。

  • 服に汚れ・ホコリ・シミ・ヨレ・糸ほつれなどはないか
  • 襟や袖口などに黄ばみや黒ずみがないか
  • シワになっている物を着ていないか
  • 髪型は整っているか(後頭部の寝ぐせなど)
  • 靴は汚れたりキズはないか
  • ひげの剃り残しはないか(男性)
  • メイクやネイル・アクセサリーなどは派手過ぎないか(女性)

ご紹介した以外に意外と見落としがちなのは、夏場などに多いですが汗を拭えるハンカチを持って行くことです。

また、制服などなくスーツ・オフィスカジュアルの場合はシンプルで露出の少ない物を選びましょう。

高級ブランドの服や小物などは、変に目立ってしまいますし社風に合わない場合もあるので注意です。

中途入社初日の挨拶

入社前に用意しておく持ち物や、服装・身だしなみのチェックは出来たでしょうか?

次は入社日の中でも一番緊張すると思われる「入社初日の挨拶」についてご紹介します。

入社初日は、これから一緒にお仕事をする先輩や上司に向けての挨拶や自己紹介の時間が必ずあると言っていいでしょう。

一日も早く職場の方々に受け入れてもらえるよう、挨拶や自己紹介で心がけておくことや注意する点をご紹介します。

具体的な例文をご紹介する前に、おさえておきたいポイントからチェックしてください。

入社初日の挨拶で気を付けるポイント

前職ではそれなりの地位に居たあなたも、新しい職場では「新人」です。

仕事をする上で周りの社員から教わる機会が多いでしょう。

これから一緒に仕事をしながら教えてもらう中で、気持ちよく協力をしてもらうためにも、最初の挨拶は肝心です。

役職や年齢に関係なく、誰に対しても丁寧な挨拶を心がけましょう。

<初日挨拶で気を付けるポイント>

  • 笑顔で相手の目を見る
  • 聞き取りやすいようにハキハキとゆっくり話す
  • 話す内容は簡潔にまとめておく
  • 後で会話の糸口になりそうな趣味・特技などを話す

転職初日の挨拶は、第一印象を決める大事なアピールタイムです。

迎え入れる側も「どんな人なんだろう?」と興味を持ってるでしょう。

転職初日の挨拶は自己紹介ができる機会であり、あなたのやる気をアピールできる機会でもあります。

次に紹介する挨拶に盛り込むポイントと例文を参考に、自分なりの挨拶を考えてみましょう。

転職初日の挨拶のポイントと例文

初日の挨拶は朝礼で行われることがほとんどです。

あなたには初日の挨拶・自己紹介をする機会が与えられるでしょう。

それ以外にも、初日から数日間は挨拶や自己紹介する機会も多いので、2パターンくらいの挨拶を用意することをおすすめします。

では、初日挨拶のポイントから紹介します。

  1. 名前と簡単な経歴や業績
  2. 会社に対して感じた印象や魅力
  3. 自分がこれから貢献したいことをアピール
  4. これからお世話になるお願い

この4つのポイントをメインにして挨拶を考えていきましょう。

注意したいのは、③自分がこれから貢献したい事をアピール です。

自分の強みをさりげなくアピールしつつも、貢献できることを述べるのですが、まだ初日なので大それたことを言うのではなく、謙虚な姿勢が大切です。

あまり大きなことを言ってしまうと、自慢に聞こえてしまい印象が悪くなってしまうこともあります。

それでは、このポイントを盛り込んだ転職初日の挨拶の例文をご紹介していきます。

<経験ありの場合>

本日からお世話になります○○(氏名)と申します。
前職では○○業界の営業として3年ほど従事しておりました。

この会社は常に新しい取り組みにチャレンジし、社会に大きく貢献していると感じています。

私も前職で養った情報収集のノウハウを活かし、微力ながら会社の成長に貢献していきたいと思っています。

至らない点などあるかと思いますが、ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。

<経験なしの場合>

おはようございます。本日からお世話になります○○(氏名)と申します。
前職では○○業界で営業として3年間従事しておりました。

未経験の業種で今日は初日ということもあり、かなり緊張していますが、皆さんから積極的に声をかけていただいて、とても温かい職場だと感じました。

未経験の業種へのチャレンジですが、元気と努力することが自分の強みだと思っておりますので、一日でも早く会社に貢献できる社員になれるよう頑張ります。

不慣れな点が多く、ご迷惑をお掛けすることもあるかと思いますが、ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。

転職先の業種や業務の「経験あり・なし」に分けて挨拶例文を紹介しました。

次に、中途入社としての挨拶でNGな例もご紹介します。

初めまして。本日からお世話になります○○(氏名)と申します。
前職では営業主任として、新人の教育から営業部の管理などをしていました。

前任者よりも効率よく社員を動かし、とにかく結果にこだわった指導法で会社の売上を倍以上にした実績があります。

こちらでも営業方針や戦略などの改善点が見受けられたので、外からきた自分が中心となってよりよい戦略を考えられたらと思っています。

私の経験や分からない事などあれば何でも聞いてください。
よろしくお願いします。

前職でどんなに輝かしい実績があっても、それを自慢げに話すことは相手に不快を与えることになります。

入社早々に会社の業務方針に「改善点が見受けられる」とか、最後に「分からない事などあれば何でも聞いてください」など、相手からしてみれば「何様のつもりなの?」と思われてしまいます。

終始、自分の実績を自慢げに振りかざし「上から目線」で謙虚さを感じません。

このようなことはNGだと分かっている。と思うかもしれません。

この例文はちょっと大げさかもしれませんが、無意識に自分の実績をひけらかしたり、前職と比較して周りを下に見てしまう。

そういったことが言動に出てしまう転職者は意外と実際にいます。

新しい職場で人間関係をしっかりと築くためには「謙虚・素直・熱心」これが非常に大切ですよ。

さいごに

新しい職場でも、やりがいを持ってお仕事できるようになるためには、まず第一印象がとても大事です。

今回は、中途入社の初日挨拶や事前に準備することをご紹介しました。

入社日は、周りの先輩・上司は「あなたがどんな人なのか?」という点で、性格や人間性を見られています。

これから一緒にやっていける人なのか?色んな人があなたを観察することでしょう。

そんな中であなたはプレッシャーになるかもしれませんが、最初が肝心ですしその雰囲気も長くは続きません。

何事も笑顔で対応して、積極的に仕事に取り組みましょう。

前職の経験が活かせる現場だからと、転職初日から自分の経験・知識や能力をアピールするのも悪くはありませんが、いきなりやりすぎるのはあまり良くないです。

どんな経験やスキルがあったとしてもあなたは「新人」なのですから、謙虚に素直に先輩や上司と共に仕事に取り組んでいきましょう。

まずは職場のみんなと早く溶け込んでいくことと、仕事を覚えて戦力になることに真っすぐと取り組んでいきましょうね。

入社初日は緊張して疲れてしまうかもしれませんが、転職して良かった。と思える日が来ると思うので、とにかく頑張りましょう!