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行者にんにく醤油漬けの作り方・保存期間!活用レシピも紹介♪

北海道で採れる珍しい山菜の行者にんにくは醤油漬けで食べるのが定番です。
行者にんにくは「アイヌネギ」や「キビトロ」など様々な呼び方があります。
春に収穫できる行者にんにくは、最近スーパーでもよく見かけますよね。

今回は定番の行者にんにく醤油漬けの作り方や保存期間をご紹介します。
そのまま温かい白いご飯のお供や酒のつまみとして食べるのも美味しいですが、活用レシピとしてチャーハンやパスタなどにも使えます。

行者にんにくについての豆知識

日本の保存食の中でも、風味豊かで健康効果も高いとされるのが「行者にんにく」です。

行者にんにくは、醤油やお酢などの調味料に漬け込んで作られる伝統的な食品で、その独特の風味と豊富な健康効果で多くの人々に愛されています。

行者にんにくの旬の時期と特徴

行者にんにくは涼しい気候でしか育たないという特徴があります。

比較的温暖な地域では3月から、山間部や春の到来が遅い地域では4月下旬から採れ始め、6月中ごろまでが旬の時期となります。

また、行者にんにくの産地によっても特徴が異なるようです。

  1. 北海道
    北海道の行者にんにくは、寒冷な気候と豊かな自然環境が特徴で、辛味が強く、歯ごたえがシャキッとしています。
    北海道の清らかな水と豊かな自然環境が、行者にんにくの風味を豊かにし、特に北海道産の行者にんにくは、その風味深さが人気です。
  2. 青森県
    青森県産の行者にんにくは、肉厚でジューシーな食感があり、甘みが強く爽やかな味わいが特徴です。
    海風や潮風の影響を受けることで、独特の風味が楽しめます。
    青森の自然環境が行者にんにくの風味を豊かにします。
  3. 岩手県
    岩手県産の行者にんにくは、辛味と甘みのバランスが良く、食感もしっかりしています。
    豊かな山々や清流の影響を受けた土地で育つため、風味豊かな行者にんにくが収穫されます。
    岩手の自然環境が、行者にんにくの味わいに深みを与えます。
  4. 秋田県
    秋田県産の行者にんにくは、辛味が強く、香り高く、風味も豊かです。
    秋田の自然環境が行者にんにくの味わいに深みを与えます。
    秋から冬にかけての気候が、行者にんにくの味わいを際立たせます。
  5. 宮城県
    宮城県産の行者にんにくは、甘味が豊かで、食感も柔らかく、独特の風味があります。
    清らかな水と穏やかな気候が、行者にんにくの風味を豊かにします。
    宮城の自然環境が、行者にんにくの風味を引き立てます。
  6. 福島県
    福島県産の行者にんにくは、寒暖の差が激しい気候が特徴で、辛味が強く、香り高く、風味も豊かです。
    秋から冬にかけての気候が、行者にんにくの味わいをより一層際立たせます。
  7. 新潟県
    新潟県産の行者にんにくは、甘味が豊かで、食感も柔らかく、独特の風味があります。
    清らかな水と穏やかな気候が、行者にんにくの風味を豊かにします。
    新潟の自然環境が、行者にんにくの栽培に最適な条件を提供し、その結果、品質の高い行者にんにくが収穫されます。
    また、新潟の寒冷な冬の季節には、行者にんにくがより風味豊かに成長し、その味わいが深まります。

行者にんにくの産地ごとの特性は、栽培環境や栽培者の手法によってもさらに異なります。
地域ごとにあらゆる条件が、行者にんにくの風味や品質に独自の個性をもたらし、食卓に彩りを添えます。

これらの背景を知ることで、行者にんにくの味わいをより深く理解し、その豊かな魅力に触れることができます。

行者にんにくと相性の良い調味料

行者にんにくは、醤油やお酢といった調味料との相性が抜群です。
醤油漬けの場合は濃厚な味わいが特徴で、お酢漬けの場合はさっぱりとした酸味が楽しめます。
どちらも、行者にんにくの風味と調味料の旨みが食欲をそそります。

醤油やお酢以外にも行者にんにくと相性の良い調味料はいくつかあります。

  1. 醤油
    行者にんにくを漬ける際に使われることが多いです。
    濃厚な味わいが行者にんにくの風味を引き立てます。
  2. お酢
    酸味があり、行者にんにくの味をさっぱりと引き締めます。
    酸味とにんにくの組み合わせはクセになります。
  3. みりん
    甘みがあり、行者にんにくの風味をまろやかにします。
    みりんの甘みが醤油やお酢とのバランスを取ります。
  4. 唐辛子
    辛味があり、行者にんにくにアクセントを加えます。
    辛さとにんにくの香りが絶妙な組み合わせです。
  5. 味噌
    甘味とコクがあり、行者にんにくとの相性が良いです。
    味噌の風味が行者にんにくの味を引き立てます。
  6. ごま油
    香り高いごま油が行者にんにくの風味を引き立てます。
    絶妙な香りと風味が調和します。
  7. 柚子胡椒
    柚子の爽やかな酸味と胡椒の辛味が、行者にんにくにアクセントを加えます。
    風味がより豊かになります。
  8. 生姜
    生姜のピリッとした風味が行者にんにくに奥行きを与えます。
    辛味と風味が絶妙にマッチします。
  9. レモン汁
    レモンの酸味が行者にんにくの風味を引き立てます。
    さわやかな味わいが楽しめます。
  10. ハチミツ
    甘みと風味があり、行者にんにくにやさしい味わいを加えます。
    甘みが程よいバランスを取ります。
  11. 魚醤
    魚の旨みと塩味が行者にんにくの風味を引き立てます。
    風味豊かな料理に仕上げることができます。

上記に挙げた調味料単体だけでなく、組み合わせることで更に美味しい行者にんにくを味わうこともできますので、アレンジが楽しくなると思います。

また、これらの調味料と組み合わせることで、生の状態より保存期間を延ばすことができます。
調味料に含まれる塩分や酸度が食材の新鮮さを保ち、雑菌の繁殖を抑制する効果があり、特に醤油やお酢、みりんなどの調味料は、行者にんにくとの相性が良く風味を豊かにするだけでなく、保存期間を延ばす効果があります。

そのため、行者にんにくを長期間楽しむためには適切な調味料との組み合わせが重要です。
生で保存する場合よりも、調味料と組み合わせて保存することで、行者にんにくの美味しさをより長く楽しむことができます。

行者にんにくの成分と健康効果

行者にんにくは、健康に良い食品として知られています。
行者にんにくにはさまざまな栄養素や健康効果が含まれていますので、その成分と健康効果について詳しく説明します。

行者にんにくに含まれる主な成分には、アリシン、硫化アリル、フラボノイド、ビタミンC、アリシン酸などがあります。これらの成分は、それぞれ以下のような健康効果が期待されます。

アリシンは強力な抗菌作用があり、免疫力を高める効果が期待されます。

硫化アリルは血管を拡張させ、血圧を下げる効果があります。

フラボノイドには抗酸化作用があり、体内の活性酸素を除去し細胞の老化や生活習慣病の予防に役立ちます。

ビタミンCは、免疫力を高め感染症の予防に効果的です。

アリシン酸には消化を助ける作用や抗炎症作用もあり、関節炎やアレルギーなどの炎症性疾患の症状の緩和に役立ちます。

これらの成分が豊富に含まれている行者にんにくは、免疫力の向上や高血圧や高コレステロールの改善、炎症性疾患の症状の緩和など、健康維持に役立つ効果が期待されます。

行者にんにくの下処理&保存方法

行者にんにくを食べる時には下処理をする必要があります。

また、すぐに醤油漬けにしない場合は、下処理をした後の保存方法にも気を付けたいですね!

ここでは、行者にんにくの下処理方法と、すぐに使わない時の保存方法をご紹介します。

行者にんにくの下処理方法

これからご紹介する行者にんにくの下処理方法は「長期間新鮮な状態で保存」するための方法となりますので、ぜひ参考にしてください。

  1. 洗浄
    行者にんにくを水で洗う際に、根元や皮の隙間にこびりついた土や汚れを除去します。
    特に根元はしっかりと洗い、土や泥を十分に落とします。
    柔らかいブラシを使って、細かい汚れや付着物を取り除くのが効果的です。
    洗浄後は、きれいな水で十分にすすいでください。
  2. 水気を切る
    洗浄後、行者にんにくの表面の水分を十分に拭き取ります。
    水滴が残ると腐敗の原因となるため、行者にんにくを完全に乾かすことが重要です。
    キッチンペーパーや清潔な布を使って、行者にんにくの表面を丁寧に拭き取ります。
    特に根元の水分を十分に取り除くように注意してください。
  3. 切り口を整える
    根元や先端の部分に付着している古い部分や傷んだ部分を切り落とします。
    また、必要に応じて外れた皮や枯れた葉を取り除きます。
    行者にんにくの形状を整え、古い部分や傷んだ部分を切り落とすことで、保存時の品質を保つことができます。
  4. 乾燥させる(任意)
    洗浄後、行者にんにくを風通しの良い場所に置いて乾燥させることができます。
    これにより余分な水分を飛ばし保存性を高めます。
    ただし、乾燥させ過ぎると行者にんにくがかすかに減少する場合があるため、適度な乾燥具合を確認してください。

行者にんにくには泥汚れが多いので、必ず綺麗に洗い流すことが大事です。

洗った後も、腐敗の原因になる水滴や傷んだ部分を取り除くようにしましょう!

すぐに使わない時の保存方法

行者にんにくを下処理した後にすぐ醤油漬けにする場合は、そのまま作り始めますが、すぐに使わない時の保存方法と目安となる保存期間についてもご説明します。

保存方法についても冷蔵保存と冷凍保存に分けてご紹介します。

冷蔵保存

  1. 下処理をした行者にんにくの水気をしっかりと切ります。
    キッチンペーパーや清潔な布で行者にんにくの表面を拭き、余分な水分を取り除きます。
  2. 行者にんにくを保存容器に入れます。
    密封性の高いガラス容器やプラスチック容器を使用し、行者にんにくが空気に触れないようにします。
  3. 冷蔵庫の冷蔵室に保存します。
    温度管理が行われている冷蔵庫の冷蔵室で、直接の日光や高温を避けて保存します。
  4. 冷蔵庫内の適切な温度は摂氏4〜6度です。
    この温度で保存することで、行者にんにくの品質を保ちます。
  5. 行者にんにくは新鮮な状態で約1〜2週間保存できますが、なるべく早めに使用することをお勧めします。
    時間が経つと風味や食感が劣化する可能性があります。

冷凍保存

  1. 下処理をした行者にんにくの水気を完全に切ります。
    余分な水分を取り除くことで、凍結時に氷結したり凍結したりするのを防ぎます。
  2. 行者にんにくを一層のラップや冷凍用のジップロックバッグに入れ、空気を抜いて密封します。
    空気が入ると品質が劣化する可能性があるため、しっかりと密封します。
  3. 凍結する前に行者にんにくを平らに整えて、凍結時に凍りが均一になるようにします。
    これにより、解凍後の使い勝手が良くなります。
  4. 冷凍庫の適切な温度は摂氏-18度以下です。
    凍結することで行者にんにくの品質が保たれ、長期間保存できます。
  5. 行者にんにくは冷凍保存で約3〜6ヶ月間保存できますが、なるべく早めに使用することがお勧めです。
    時間が経つと風味や食感が劣化する可能性があります。

行者にんにく醤油漬けの作り方

クックパッドで人気上位の行者にんにくの醬油漬けの作り方をご紹介します。

正当派醤油漬けの他に、ごま油香るアレンジやめんつゆで作るレシピもご紹介します。

祖母直伝!三代伝わる行者ニンニク醤油漬け

材料(お好きなだけ)

  • ギョウジャニンニク・・・適量
  • しょうゆ:酒・・・1:1

作り方

  1. 行者ニンニクは洗って茎の先の赤っぽい薄皮を手でしごいて取り、食べやすく切る。
  2. ガラスの保存容器は煮沸、タッパーなら焼酎で拭いてから行者ニンニクを入れ、しょうゆと酒を1:1でひたひたに注ぐ。
  3. 蓋をして冷蔵庫へ。一晩寝かせたら食べられます。

参考レシピ:祖母直伝!三代伝わる行者ニンニク醤油漬け

簡単で材料もシンプルなのは、行者にんにくそのものが美味しいからですよね。
こんなに簡単なのに温かいご飯にのせて食べたら最高ですよ!

行者にんにくの醤油漬け(ごま油入り)

材料

  • 行者にんにく・・・100g
  • 醤油・・・100cc
  • みりん・・・大さじ2
  • 酒・・・大さじ2
  • ごま油・・・大さじ1

作り方

  1. 行者にんにくをキレイに水洗いします。
  2. 小鍋に醤油、みりん、酒を入れて煮立て、ごま油を加え、粗熱が取れるまで冷まします。
  3. 行者にんにくを塩少々加えた熱湯に軸から入れ、20秒ほど茹でたら、すぐに冷水にとります。
  4. 水気をよく絞り、7〜8cm位の長さに切ります。
  5. 保存容器に行者にんにく、調味液を入れ、冷蔵庫で一晩寝かせたら完成です!

参考レシピ:行者にんにくの醤油漬け

ごま油の風味が食欲をそそる一品です!
マイルドになるので、食べ過ぎちゃうくらい美味しいレシピですよ。

簡単美味しい☆行者にんにくのめんつゆ漬け

材料(2人分~)

  • 行者にんにく・・・15本位
  • 麺つゆ(3倍濃縮)・・・50cc
  • 水・・・100cc

作り方

  1. 行者にんにくは根元の赤い部分を取ってよく洗います。
  2. お皿にいれてラップしレンジで1分弱位かけます。
  3. 保存袋(ジプロックなど)に麺つゆと水を入れ、その中に②を入れます。
  4. ひと晩おくと味が染みます。

参考レシピ:簡単美味しい☆行者にんにくのめんつゆ漬け

めんつゆで漬けると甘みやうま味がより感じられ、マイルドな味わいになります。
小さなお子さんでも食べやすい味になりますよ♪

行者にんにく醬油漬けの保存期間!どれくらい日持ちする?

行者にんにくは生のまま保存する場合、冷蔵保存だと約1週間ほど日持ちし、冷凍保存だと約1ヶ月くらい日持ちします。

しかし、醤油漬けにすると数ヵ月~半年程度日持ちします。
保存期間にバラつきがあるのは、味付けする調味料によって異なります。
醤油で漬けると数ヵ月~半年程度日持ちしますが、めんつゆの場合は2週間~1ヶ月程度です。

めんつゆで漬けた場合は保存期間が短くなってしまいますが、あまりの美味しさに日付を気にする頃にはすでに無くなっている。ということも多いと思います。

ただし、調理方法や保存環境によっても異なりますので、保存期間はあくまでも目安です。

行者にんにく醬油漬けの作り方しだいで、数年間も保存し食べることができます。

行者にんにく醬油漬けを数年間保存できる方法とは?

行者にんにく醬油漬けを作る際に少し手間をかけることで、数年間保存が可能になります。

そのレシピとなぜ数年間保存可能なのかをご説明します。

数年間保存可能な行者ニンニクの醤油漬け

材料(好きなだけ)

  • 行者ニンニク・・・好きなだけ
  • 醤油・・・容器の半分くらい

作り方

  1. 行者にんにくの茎にある赤い部分を指で引っ張って剥きます。
    薄皮が残ったらそれも取ってください。
    赤い部分を取り除くことでエグみや苦味が無くなり食べやすくなります。
    また、泥や虫が入っていることがあるので必ず取り除きます。
  2. ①については長く漬けたい場合は洗うだけで良いですが、汚れが気になる場合は赤い部分を取っても良いかと思います。
  3. 沸騰した湯に、行者ニンニクを入れて10秒ほどですぐ上げます。
    ザルごと浸けて出しても良い。
  4. 荒熱が取れたら、絞ってキッチンペーパーの上に広げ、水気を切ります。
  5. 煮沸消毒をした瓶などの密閉容器に、行者ニンニクを入れ、半分くらいが漬かるまで醤油を入れます。
  6. 数年間漬けたい場合は、行者をよく洗い、しっかり水気を切ってお酒をかけてから茹でずに醤油漬けにしてください。

参考レシピ:行者ニンニクの醤油漬け☆定番保存食

この作り方でなぜ数年間保存が可能なのか、調べてみたところ、行者にんにくの下処理と保存容器の下処理に関係しているようです。

長期保存が可能な行者にんにくの下処理

  1. アルコールによる抗菌作用
    お酒をかけることで、行者にんにくの表面にアルコールが広がります。
    アルコールには強力な抗菌作用があり、微生物の成長を抑制します。
    これにより、行者にんにくの腐敗が防がれ保存性が向上します。
    特に、アルコール度数の高いお酒を使用すると、抗菌効果が強化されます。
  2. 醤油の塩分と抗菌性
    醤油には塩分が豊富に含まれています。
    塩分濃度が高い状態では、微生物の成長が抑制されます。
    行者にんにくを醤油に漬けることで、塩分が行者にんにくに浸透し、微生物の活動を制限します。
    さらに、醤油中のアミノ酸やポリフェノールなどの成分も、微生物の成長を抑える働きがあります。
  3. 茹でずに生のまま漬けることで風味を保つ
    行者にんにくを生のまま漬けることで風味や栄養が失われることなく、長期保存しても味わい深さを楽しめます。
    行者にんにくを茹でると風味や栄養が失われる可能性があります。
  4. 密閉された保存環境
    漬けた行者にんにくが密閉された環境では酸素の影響を受けにくく、酸化が防がれます。
    これにより、行者にんにくの品質が維持され長期保存が可能になります。
    密閉容器によって外部からの汚染も防ぎます。
  5. 発酵
    行者にんにくは漬けた後に一定期間発酵させます。
    この発酵過程で、行者にんにく中の糖分が乳酸菌によって乳酸に変換されます。乳酸の生成によりpHが下がり、微生物の成長が抑制され、腐敗が防がれます。
    発酵によっても保存性が向上します。

以上の理由から、行者にんにくをよく洗い、水気を切ってお酒をかけ、茹でずに醤油に漬ける方法が数年間保存性を持つのです。

このような方法で作られた行者にんにくは、風味豊かで長期保存が可能な食品となります。

また保存容器を煮沸消毒することによって、長期保存するのに役立ちます。

保存容器を煮沸消毒する理由と保存容器について

  1. 微生物の除去
    煮沸消毒により容器内の微生物が殺菌されます。
    これにより、保存食品に微生物が付着するリスクが低減されます。
    微生物の成長が抑制されることで、保存食品の腐敗が防がれ長期保存が可能になります。
  2. 菌やカビの発育抑制
    煮沸消毒により容器内の菌やカビの胞子なども除去されます。
    これにより、容器内で安全に保管されることが保証されます。
  3. 酸化の防止
    容器内の微生物や菌、カビが除去されることで、保存食品に対する酸化のリスクが低減されます。
    酸化による品質の劣化が防がれるため、保存食品の風味や栄養価が長期間保たれます。
  4. 密閉性の確保
    煮沸消毒により容器が熱湯で加熱されることで、密閉性が確保されます。
    密閉容器は外部の空気や微生物の侵入を防ぎ、保存食品をより安全に保管することができます。
  5. 品質の一貫性
    煮沸消毒により容器が清潔になることで、保存食品の品質を一貫して高めることができます。
    清潔な容器内で保存された食品は、外部要因による影響を受けにくく、品質が保たれやすくなります。

これらの理由により、保存する容器を煮沸消毒することで、保存食品の品質を維持し、数年間も長期保存が可能になります。

また、常温でも一定期間保存可能ですが、保存状態や環境によって保存期間は異なります。
一般的には、密閉された容器内で適切な衛生管理が行われ、直射日光や高温多湿を避けた場所に保管することで、数ヶ月から数年間保存することができます。

ただし、行者にんにく醤油漬けを長期間保存する場合、冷蔵庫や冷凍庫での保存が推奨されます。
冷暗所での保存は品質を維持しやすく、保存期間を延ばすことができます。

市販されている行者にんにく醤油漬けは、配送や保存方法を常温でも良しとしている場合がありますが、それは保存料のおかげなので、手作りの場合は作る時や保存する容器に注意する必要があります。

行者にんにく醤油漬けの活用レシピ

行者にんにくの醤油漬けはご飯との相性がバツグンなので、そのまま食べるのも美味しいのですが、

せっかく美味しい行者にんにくの醬油漬けを他の料理に活用できるレシピでより楽しみたいですよね。

チャーハンやパスタの他に、お酒のおつまみにもなる一品もご紹介します。

あねさの小法師のシンプル炒飯♪

材料(2人分)

  • ご飯・・・600g
  • 長ネギ(小口切り)・・・1本
  • 卵・・・2個
  • 行者にんにくの醤油漬け・・・大さじ2
  • 行者にんにくを漬けていた醤油・・・大さじ2
  • 大葉(千切り)・・・1枚
  • 塩コショウ・・・適宜

作り方

  1. 中華鍋に油を入れて熱し、煙が立つくらいになったら溶いた卵を入れてかき混ぜる
  2. 小口切りにした長ネギを入れてかき混ぜ、塩コショウを軽く振り入れる
  3. 長ネギに軽く火が通ったら、ご飯を入れて炒める
  4. ご飯に火が通ったら行者にんにくを入れてさらに炒める
  5. 行者にんにくを漬けておいた醤油を回しいれる
  6. 塩コショウで味を調え、皿に盛り、千切りにした大葉をのせて完成

参考レシピ:あねさの小法師のシンプル炒飯♪

ぎょうじゃにんにくのペペロンチーノ風

材料(2人分)

  • パスタ・・・2人分
  • ぎょうじゃにんにくのしょうゆ漬け・・・4~5本
  • オリーブ油・・・大さじ2杯
  • 唐辛子・・・好きなだけ

作り方

  1. パスタは表示時間通りに茹でる。
  2. ぎょうじゃにんにくはみじん切りにする。
  3. フライパンにオリーブ油を熱して、ぎょうじゃにんにくを軽く炒める。
  4. 唐辛子も投入して、香りが立ったらパスタの茹で汁を少しだけ入れて、油を乳化させる。
  5. 茹で上がったパスタをフライパンに入れて、全体に絡めて完成。

参考レシピ:ぎょうじゃにんにくのペペロンチーノ風

行者にんにくで☆焼きそば

材料(1人分)

  • やきそば(市販のソースやきそば)・・・1袋
  • 行者ニンニクの醤油漬け・・・2枚
  • 炒って砕いたピーナッツ・・・山盛り小さじ1
  • 人参・・・1/2本
  • 玉葱・・・小1個
  • もやし・・・1/2袋
  • マヨネーズ・・・小さじ1~2
  • サラダ油・・・小さじ1~2
  • 水・・・30cc

作り方

  1. フライパンに油を入れて細切り玉葱、人参、もやしを炒める。
    水30ccを入れて粉のソースを入れる。
    刻んだ行者にんにくをいれて混ぜ火を止める。
  2. お皿に盛り、マヨネーズをかけて、ピーナッツを散らして完成

参考レシピ:行者にんにくで☆焼きそば

旬を楽しむ!釜バタうどん!

材料(1人分)

  • うどん・・・1玉
  • バター・・・5g
  • しょう油・・・小さじ2
  • 行者ニンニクのしょう油漬け・・・3本~お好みでたっぷり
  • 行者ニンニクのしょう油漬けの汁・・・あれば少々
  • きざみ海苔・・・たっぷり
  • かつお節・・・たっぷり

作り方

  1. 行者ニンニクのしょう油漬けを刻んでおく。
  2. バターはうどんの器にいれておく。
  3. 沸騰したお湯でうどん(乾麺でも生麺でもいいです)を茹でる。
  4. 茹で上がったらザルあげし、熱々のまま器に入れる。
  5. 熱いうちにバターとよく絡めて、しょう油を上からまわし入れる。
    あれば行者ニンニクの汁も少々プラス♪
  6. 刻んでおいた行者ニンニクと海苔をのせて出来上がり!

参考レシピ:旬を楽しむ!釜バタうどん!

蝦夷ニラ玉丼

材料(1人分)

  • ニラ・・・半束
  • ギョウジャニンニクのしょうゆ漬け・・・適量
  • 卵・・・2個
  • ご飯・・・1膳
  • しょうゆ・・・適量
  • 油・・・適量

作り方

  1. おわんに、刻んだニラ、ギョウジャにんにくのしょうゆ漬け、卵を入れてかき混ぜる。
  2. フライパンに油を敷き、混ぜたものを投入する。ひっくり返しながら、中火でふんわりと焼く。
  3. 丼にご飯を盛り、ニラ玉を乗っける。

参考レシピ:蝦夷ニラ玉丼

神楽南蛮の味噌炒め

材料(2人分)

  • 神楽南蛮・・・2つ
  • 玉ねぎ・・・1/4個
  • 行者にんにくの醤油漬け・・・適量
  • ほんだし(顆粒)・・・適量
  • 味噌・・・適量
  • 砂糖・・・少々
  • 胡麻油・・・少々

作り方

  1. 神楽南蛮、玉ねぎ、(お好みで茄子や青しそ等)を食べやすい大きさにカット。
    ※神楽南蛮の綿の部分で辛さ調節します!
  2. 胡麻油を薄くひき、神楽南蛮、玉ねぎを軽く炒める。
    1分ほど炒めたら、行者にんにくの醤油漬けを入れる
  3. 全体的にしんなりしてきたら、ほんだし、味噌、砂糖で味を調える
    (砂糖は気持ち程度でOK)
  4. 玉ねぎを炒めすぎると、シャキシャキ感がなくなるので、シャキシャキ感を残して完成

参考レシピ:神楽南蛮の味噌炒め

行者ニンニクと豚バラの炒め

材料

  • 行者にんにく醤油漬け(具)・・・大さじ2
  • 豚バラ(しゃぶしゃぶ用)・・・250g
  • 長ネギ・・・1本
  • ラード・・・大さじ1
  • ★行者ニンニクの漬けダレ・・・大さじ2
  • ★合わせダレ・・・大さじ1
    (醤油:大さじ3・酒:小さじ1)
  • ★みりん・・・大さじ1
  • ごま油・・・大さじ1
  • いりゴマ・・・適量

作り方

  1. ★を混ぜ合わせタレを作ります
    (合わせダレは醤油大さじ3に酒小さじ1を混ぜ軽く沸騰させる)
  2. 長ネギを5㎝位で輪切りにします
  3. フライパンにラードを入れて火を点け、ラードが溶けたら長ネギを入れ焦げ目が付くまで弱火で焼きます
  4. 炒めたら長ネギを器に取り豚バラを入れ炒めます
  5. 炒めたら行者ニンニクの具を入れさらに炒めます
  6. 炒めたら長ネギを戻しタレを入れます
  7. タレを入れたら煮絡める感じで炒めます
  8. 仕上げにごま油をひと回しし、いりゴマをかけたら完成

参考レシピ:行者ニンニクと豚バラの炒め

蝦夷なめろう

材料(2人分)

  • アジ・・・2尾
  • ギョウジャニンニクのしょうゆ漬け・・・適量
  • しょうゆ・・・適量

作り方

  1. アジを3枚におろし、皮をはぐ。まな板の上でとことんたたく。
  2. ギョウジャニンニクのしょうゆ漬けを入れ、練り込む。好みでしょうゆも練り込む。

参考レシピ:蝦夷なめろう

行者ニンニクの醤油漬けでお味噌汁

材料(3人分)

  • 大根・・・輪切り3cm
  • ネギ・・・1本
  • 揚げ・・・お好み
  • 味噌・・・いつもの量の2/3
  • 行者ニンニクの醤油漬け・・・大さじ1強

作り方

  1. 大根は皮をむいて好きな形に切って茹でる。
  2. 揚げとネギを入れて少しグツグツしたら火を止めて味噌と行者ニンニクのタレを入れる。

参考レシピ:行者ニンニクの醤油漬けでお味噌汁

行者ニンニク醤油漬×クリームチーズ

材料

  • 行者ニンニクの醤油漬・・・小さじ1.5~
  • クリームチーズ・・・40g
  • かつお節・・・2g~

作り方

  1. 行者ニンニクの醤油漬は行者にんにくをみじん切りにして3日ほど出し醤油に漬けておいたものです。
  2. クリームチーズを1㎝角にきります。
  3. すべての材料を混ぜて出来上がり♪

参考レシピ:行者ニンニク醤油漬×クリームチーズ

【スタミナバッチリ!】 中華麺サラダ

材料(4人分)

  • ザル中華麺(市販)・・・4玉
  • レタス・・・100g
  • ミニトマト・・・200g
  • 行者にんにくの醤油漬け(刻み)・・・100g
  • ★市販ザル中華麺に同封のタレ・・・4袋
  • ★水・・・480cc
  • ★酢・・・大さじ2
  • ★オリーブオイル・・・大さじ2

作り方

  1. レタス、ミニトマトをお好みの大きさに切る。
  2. ★のタレの材料を混ぜ合わせ、お好みに調整する。
  3. 麺はお好みの柔らかさまでゆで、冷水でひやし水をよく切る。
  4. 水を切ったら器に盛り、野菜をトッピング。
  5. ②で作ったタレを回しかける。刻んだ行者にんにくの醤油漬けをトッピングする。

参考レシピ:【スタミナバッチリ!】 中華麺サラダ

まとめ

日本では北海道から近畿地方まで広い地域で採れる春の山菜の行者にんにくは、あまり市場には出回っておらず珍しい食材です。
しかし最近注目されるようになり、以前に比べればスーパーでも見かけるようになりましたよね。

もし手に入れることができたら、ぜひ醤油漬けで食べていただきたいです。

行者にんにく醤油漬けの保存期間は一般的な作り方だと数ヵ月~半年程度となります。
この記事では数年単位で長持ちする方法をご紹介していますので、「どれくらい日持ちするかな?」と気になる方は参考にしてください。

行者にんにく醤油漬けは、ご飯との相性がバツグンなだけでなく行者にんにく本来の味わいも楽しめます。

また他のメニューへ活用や薬味としても活躍してくれます。
今回ご紹介した活用レシピはまた一味違った美味しさを楽しめますので、ぜひお試しくださいね♪