春の旬の野菜といえば「菜の花」ですね!
この時季にしか食べることの出来ない菜の花ですが、ほろ苦い風味が特徴的ですね。
スーパーで買って来たり、知り合いからおすそ分けでいただいたりした時、そのまま調理していませんか?
菜の花にはアクがあるので、下処理してからでないと美味しく食べることができません。
今回は菜の花を美味しく食べるための下処理方法をご紹介します。
電子レンジでも簡単に下処理ができるのでオススメな方法です。
また簡単で美味しいレシピもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
目次
菜の花の選び方と下処理準備
まずは、菜の花を買う時の選び方と下処理前の準備をご説明します。
菜の花は鮮度が落ちてしまうと風味が大きく損なわれてしまいます。
なるべく収穫して時間が経っているものは避けるために選び方を知っておきましょう!
また、下処理をする前の準備も大切です。
美味しく食べるために処理前の準備についてもご説明します。
菜の花の選び方
花が開く前に収穫される菜の花ですが、選ぶ時には一つ一つのつぼみの大きさが揃っていてなおかつ、密集しているものを選びましょう。
茎・葉が濃い緑色でみずみずしい物が美味しいと言われています。
つぼみの部分が黄色く色づいていたり、花が開きそうな物は収穫してから時間が経っているので避けるようにしましょう。
菜の花の下処理準備
菜の花はつぼみや葉の付け根あたりに泥や汚れが溜まりやすくなっています。
流水で洗っても汚れが落ちずらい時は、ボウルに水を溜め菜の花を浸けておきましょう。
汚れが浮いてきてから、流水に当てて洗うとキレイになりますよ。
次は菜の花の下1~2cmの硬い部分を切り落とし、つぼみ・茎・葉を切り分けましょう。
茎の部分の葉も切り分けた方が処理しやすいです。
レンジで菜の花を下処理
電子レンジで菜の花を下処理する方法をご説明します。
鍋でお湯を沸かして茹でるのが面倒だったり時間が無い時にオススメの方法です。
- 耐熱ボウルか皿を用意します。
- 火の通りにくい茎を一番下に入れます。
- その上につぼみを置き、一番上に葉をのせます。
- 電子レンジ600wで1分30秒、500wなら2分ほど加熱します。
※硬い場合は10秒ずつ加熱して様子をみましょう。 - 加熱した菜の花を冷水につけて冷やす。
- 菜の花をザルにあげ、手で絞って水気を切る。
耐熱ボウル(皿)に菜の花の部位を入れる順番がポイントです。
火の通りにくい物を下に入れることで均等に加熱することができます。
また、加熱後はボウルに冷水(氷+水)にすぐにつけて冷やしましょう。
鍋で菜の花を下処理
レンジで簡単に下処理をしても美味しく食べられますが、やっぱり鍋で下処理したい場合は、こちらを参考にしてみてください。
鍋で下処理する場合は少し手間がかかってしまいますが、その分おいしく食べることができますよ。
菜の花を洗ってお湯で茹でるのが一般的な方法ですが、ここでは「50℃洗い」の方法でご紹介します。
- 菜の花を切らずに流水か溜めた水で軽く菜の花を洗います。
- ボウルか鍋に熱湯と水を同量ずつ合わせて約50℃のお湯を作ります。
- ②のお湯に洗った菜の花を入れて広げ、3~5分ほど浸しておく。
※その間に鍋でお湯を沸かしておきます。 - ③をザルにあげ、つぼみ・茎・葉に切り分ける。
- 沸騰したお湯に塩を入れて、茎から順に入れて茹でます。
茎:1分~1分半 葉・つぼみ:30秒 - 茹でたら菜の花を冷水につけて冷やす。
- 菜の花をザルにあげ、手で絞って水気を切る。
レンジで下処理するのに比べると工程が多くなり少し手間も増えます。
「50℃洗い」をすると、菜の花のアクを抜くことができるます。
それだけでなく、みずみずしく食感も良くなるのでとてもオススメです!
菜の花のおすすめレシピ
上手に下処理をしたら、菜の花を美味しく食べられる簡単手軽なレシピをご紹介します。
食卓にもう一品欲しい時のお手軽なレシピや、メイン料理にもなるレシピもご紹介していきますので、ぜひ参考にして作ってみてくださいね!
菜の花のからし和え
材料
- 菜の花・・・2束
- めんつゆ・・・大さじ1
- からし・・・小さじ1/3
- 砂糖・・・小さじ1
めんつゆをメインに少ない材料で作ることができるのに、美味しく食べられる一品です。
からしが苦手なお子さんには、からしの代わりにごま油を使っても美味しくなりますよ!
菜の花の浅漬け
材料
- 菜の花・・・100g
- 塩・・・2g
- 鷹の爪(輪切り)・・・1本分
- ゆで汁・・・大さじ1
菜の花のゆで汁は昆布だしのような旨味があるため、それを活かしたレシピです。
塩の分量は菜の花の2%の重さが目安になります。
菜の花とベーコン・卵・ニンニクの炒め物
材料
- 菜の花・・・180g
- ベーコン・・・50g
- ニンニク・・・2片
- 卵・・・2個
- オリーブオイル・・・大さじ1
- 醤油・・・大さじ1
- 砂糖・・・小さじ1
- 塩胡椒・・・少々
- うま味調味料・・・2振り
「菜の花とベーコン・卵・ニンニクの炒め物」のレシピはこちら!
菜の花の苦みを卵がマイルドにしてくれます。
ニンニクとオリーブオイルで食欲が増す一品です。
ホタルイカと菜の花のバルサミコ炒め
材料
- ホタルイカ・・・120g
- 菜の花・・・6本
- ニンニク・・・小さじ1
- 鷹の爪(輪切り)・・・小さじ1/2
- オリーブオイル・・・大さじ1
- バルサミコ酢・・・小さじ1
- 醤油・・・小さじ1
- 砂糖・・・小さじ1/2
- 塩コショウ・・・適量
菜の花と同じく春に旬を迎えるホタルイカを使ったレシピです。
長く炒めるとホタルイカが硬くなってしまうので注意しましょう。
たらこ菜の花スパ
材料
- パスタ・・・200g
- 菜の花・・・180g
- たらこ・・・60~80g
- えのき・・・1/2パック
- 湯・・・適量
- 小口ねぎ・・・適量
- 刻み海苔・・・適量
- オリーブオイル・・・適量
- バター・・・適量
下処理をした菜の花を使えば簡単で短時間に作れるレシピです。
お昼ご飯にピッタリで食べ応えのある一品ですね。
菜の花の茎で肉巻きおかず
材料
- 菜の花の茎・・・適量
- 豚肉(バラや切り落とし)・・・適量
- 塩コショウorタレ・・・お好みで
菜の花の茎は固いので残りがちですが、このレシピで美味しく一気に消費できますね。
塩コショウでも焼肉のたれでもお好きな味でアレンジできます!
さいごに
茹でて食べることが多い菜の花ですが、基本の茹で方や簡単にレンジで下処理をすれば、色々な料理にアレンジが可能です。
春野菜は苦味が特徴的で、このほろ苦さがクセになりますよね。
限られた時期しか味わえない菜の花を美味しく食べるレシピもご紹介しましたので、ぜひ参考にして食卓に並べ、お楽しみいただけたらと思います。