喉が痛い風邪にはリンゴが鎮静化してくれる効果があるのをご存知でしょうか?
喉が痛いと、夜も眠れないほど咳が出る。とか唾を飲み込むのも辛いなどの辛い症状が続きますよね。
喉が痛い風邪は発熱が伴うことが多く、のどの痛み・咳・発熱のトリプルパンチで、体力の消耗が激しく、治りが遅いそうです。
しかも、のどの痛みからくる咳は後を引いて長引くのも嫌ですよね。
そんなのどが痛い風邪にはリンゴで鎮静化することができます。
今回は、風邪で体調が悪い時でも食べやすい簡単なレシピをご紹介します。
のどの痛みになぜリンゴなの?
リンゴには熱を取り除き、潤いを与えてくれる働きがあります。
風邪によるのどの痛みには咳や痰(たん)が伴いますよね。
リンゴは肺に潤いを与える働きがあるので、咳や痰を鎮めてくれる効果もあります。
結果的に潤うことで、咳を抑えてくれるのでのどの痛みを和らげてくれるんですね。
発熱や下痢にも!
リンゴには胃腸の働きを整えてくれる働きがあります。
また熱を取り除く働きもあるため、熱っぽくて下痢している時などにもリンゴは効果的といえます。
特に下痢がひどい時は、消化しやすい「すりおろしリンゴ」がおすすめです。
下痢の時は皮を剥いたリンゴをすりおろしてください。よけいに緩くなってしまう可能性があります。
また、のどの痛みと共に発熱だけの時は皮ごとすりおろしたリンゴの方が良いでしょう。
のどの痛みに効果的なリンゴを使ったレシピ
次は、風邪で食欲が無い時でも食べやすいリンゴのレシピをご紹介します。
りんご煮
温めたリンゴで悪寒を軽減し、熱やのどの痛みに有効です。
【材料(1人分)】
- リンゴ・・・1個
- 水・・・大さじ1/2
- 砂糖・・・大さじ1
- シナモンパウダー・・・適宜
【作り方】
- リンゴの皮を剥いて6等分のくし形に切って芯を取り除きます。
- 鍋にリンゴを並べて入れ、砂糖をまんべんなく振りかけ絡ませます。
この状態で30分ほどおいておきます。 - リンゴから水分が出てきたら水を加えて火にかけます。
- 沸騰してきたら5・6分煮て、しんなりとしてきたら火を止めてシナモンパウダーを振りかけて完成です。
シナモンは身体を温めてくれる効果もあるので、発熱して悪寒がする時には最適です。
豚肉のリンゴ添え
豚肉を使うので、少し元気が出て食欲が出てきた時にピッタリなレシピです。
【材料(2人分)】
- 豚肉・・・300g
- たまねぎ・・・1/2個(150g)
- しょうが・・・15g
- りんご・・・1個
- はちみつ・・大さじ1
- 水・・・大さじ1
- 塩・・・適量
【作り方】
- リンゴを皮ごとくし形に切って芯を取り鍋に入れる。
- 鍋に並べたリンゴに、はちみつと水を加え柔らかくなるまで煮る。
- 豚肉に軽く塩を振りかけてソテーします。
- ソテーした豚肉を皿に盛って、リンゴを添えたら完成です。
豚肉は身体を潤す効果があるので、リンゴとの相乗効果で渇きを鎮めてくれる効果が期待できます。
さっぱりミントのアップルティー
リンゴの自然な甘みとさっぱりとしたミントがのどの痛みを和らげてくれるレシピです。
【材料(2杯分)】
- リンゴ・・・1/8個
- ミントの葉・・・2・3枚(お好みで)
- 紅茶の葉・・・小さじ1(ティーパックなら1個)
- 熱湯・・・200~300ml
【作り方】
- リンゴの芯を取り除き、1/8個分を薄いイチョウ切りにする。
- 紅茶の葉・リンゴを①の半量・ミントの葉をポットに入れて95℃のお湯を注ぐ
- 5分ほど蒸らしたらカップに注ぎ、残りのリンゴを浮かべて完成です。
ミントには解熱・発汗作用があるので、発熱の時にはおすすめです。
また、ミントの爽やかさでのどがスッキリします。
さいごに
子供の頃、風邪をひいた時に母がリンゴをすりおろして食べさせてくれた記憶があります。
それが当たり前だったので、風邪の時はすりおろしリンゴが定番でした。
しかし、今回調べてみるとのどの痛みや乾燥による咳・痰、さらに熱を取り除く効果があったことが分かりました。
母が作ってくれていたすりおろしリンゴには理由があったんだなぁ。と思いましたね。
また、下痢などで胃腸が弱っている時にも良いというのは新たな発見でした!
風邪によって食欲が無く、さらにのどが痛いと固形物を食べるのも辛い時がありますよね。
そんな時には、今回紹介したすりおろしリンゴや柔らかく煮たりんご煮が良さそうです。
またミントを使ったアップルティーものどの渇きを潤しながら、熱を取り除いてくれます。
少し元気が出てきて食欲が出てきた時にはポークソテーにリンゴを添えた物を食べてみるのもいいですね!
リンゴにはこんなに凄い効果があるなんて・・・。ちょっと見直したよ!!(笑)
のどの痛みや発熱・下痢を伴う風邪の時には、積極的にリンゴを摂取してみましょうね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。