冷たく乾燥した空気で喉がイガイガしたり、声が出にくい、咳が出てきた。
こんな状態を何もせずに放っておくと、喉の炎症がひどくなり唾も飲み込めないほど痛くなる。
こんなことありますよね?
また、冬のウイルスによる風邪やインフルエンザが流行すると熱が出て頭が痛くなり、喉の痛みも一層強くなってしまいます。
喉の痛みは、風邪などのウイルスが原因な場合と、空気が冷たい&乾燥していることで炒めてしまう場合もあります。
喉が痛い時は、喉を潤し炎症を抑えるようにしなければいけません。
そんな時には「豆腐」がオススメです。
今回は、喉の痛みを鎮めてくれる豆腐の効果と食べ方をご紹介します。
豆腐が喉の痛みを鎮める働き
喉が痛くて腫れている時や唾も飲み込めないほど痛い時は、すでに炎症が起こっています。
炎症が起きている時は、温めると逆効果なので熱を取り除きながら潤いを与えることが重要です。
豆腐には身体にこもった熱を鎮め、体内に潤いを与える効果があります。
また、唾液の分泌を促進する働きがあるため口内の渇きにも良いとされています。
他にも整腸作用や排尿促進をしてくれるので、身体から悪いウイルスを排出するのを助けてくれます。
喉が痛い時の豆腐の食べ方
普段、豆腐を食べる時は薬味としてネギや生姜を乗せて醤油やポン酢をかけて食べたりしますよね?
しかし、喉が痛い時は薬味を乗せず「豆腐だけを食べる」方がよいのです。
薬味としてネギや生姜を乗せて食べると美味しいですが、この2つの食材は身体を温める作用があります。
炎症を起こしている場合は、この温める作用が逆効果となってしまうのです。
喉が痛い時は、薬味ではなくかつお節や醤油で食べるようにしましょう。
また、冷たい冷奴で食べると痛みのある喉には気持ちよいかもしれませんが、体調が悪い時はあまり冷たい物はおすすめできません。
胃腸に負担をかけてしまい、余計に体調を悪くしてしまう可能性があります。
冷蔵庫で保存している豆腐を、食べる1時間くらい前に出しておいて常温で食べるのが良いですよ。
寒気がして温かい物が食べたい場合は、湯豆腐でも良いでしょう。
豆腐の種類は絹ごし・木綿のどちらでも大丈夫ですが、喉が痛い時は絹ごしの方が飲み込む時の負担がなく食べやすいです。
喉が痛い時の豆腐アレンジレシピ
先ほど、喉が痛い時は豆腐をそのままで食べる方が良い。とご紹介しました。
それでも、毎食それだと飽きてしまいますよね。
飽きずに食べられる豆腐のアレンジレシピをご紹介します。
豆腐とニンジンの卵スープ
喉の炎症には温めることはあまりよくありません。
しかし、寒気がある時には少しでも温かい物を摂るようにした方がよいです。
【材料】
- 豆腐・・・1丁
- ニンジン・・1/5本
- だし汁・・・400ml
- ★薄口しょうゆ・・・大さじ1
- ★みりん・・・大さじ1
- 片栗粉・・・小さじ1
- 卵・・・1個
- 塩・・・少々
【作り方】
- お鍋にだし汁を入れて火にかける。
- ニンジンはピーラーなどで薄切りにして①に入れる。
- 沸騰したら豆腐を切って★の調味料を入れて2・3分煮込む(中火)。
- 火を強めて水で溶いた片栗粉を加えてとろみをつける。
- 強火のまま溶き卵を入れる。
- 塩で味を調えて完成です。
ミニトマトのさっぱり湯豆腐
喉が痛い時や炎症で熱を持っている時にピッタリのさっぱり湯豆腐です。
口内の不快感も取り除いてくれます。
【材料】
- 絹ごし豆腐・・・お好みの量
- ミニトマト・・・お好みの量
- だし汁・・・適宜
- ★めんつゆ・・・小さじ2
- ★お湯・・・小さじ2
【作り方】
- 鍋にだし汁と適当な大きさに切った絹ごし豆腐を入れて煮る。
- ①が沸騰したらミニトマトを入れる。
- ②から豆腐とミニトマトを取り出し、ミニトマトは湯むきする。
- 湯豆腐の上にカットした湯むきミニトマトを乗せる。
- ★の合わせて④にかけたら完成です。
さいごに
今回は、喉が炎症を起こして傷んでいる時におすすめな豆腐についてご紹介しました。
喉が痛くなるのは主に秋~冬にかけてですよね。
それは、乾燥した冷たい空気が原因だそうです。
乾燥した空気が口内の潤いを奪い、冷たい空気が身体を冷やし体調が崩しやすい。という状況になるからです。
また、口内の潤いが奪われると外気からのウイルスが体内へ入りやすくなることもあります。
「喉がイガイガいするなぁ」「咳が出てきたな」と感じたら、積極的に豆腐を食べるようにしましょう。
薬の力を借りるのも悪くはありませんが、食べ物からも必要な栄養や効果を十分に摂ることで、免疫力を高めてることができます。
ご紹介した豆腐のアレンジレシピなども活用して、ぜひ風邪やウイルスに対抗できるカラダ作りをいていってくださいね!