タッパーに付いたイヤな匂いを取る方法に塩が効果的なのはご存知でしょうか?
- 何度か使ったタッパー
- しまい込んでいたタッパー
- 匂いの強い食材などを入れていたタッパー
これらのタッパーの匂いは、洗剤で洗っても浸け置きしても匂いが取れなかったり、匂いが復活してしまうことはありませんか?
そんな時に役立つのが「塩」です。
塩を使うと驚くほど簡単に、しかも一発で消臭できるのです!
今回は、塩を使ってタッパーの匂いを取る方法をご紹介します。
また、塩以外でも匂いを取る方法があるようですし、そもそもタッパーに匂いがついてしまう原因も解説したいと思います。
目次
タッパーに匂いが付く原因は?
タッパーにイヤな匂いが付くのはナゼなのでしょうか?
今回タッパーの匂いの取り方をご紹介しますが、それを実戦しても、そもそもタッパーに匂いが付く原因が分かっていなければ、また同じことの繰り返しになってしまいます。
タッパーに匂いが付く原因はいくつかあります。
- 食材の鮮度
鮮度の低い食材をタッパーに入れてしまうと、その匂いがタッパーに移る可能性があります。
特に強い香りを持つ食材や腐敗しやすい食材は注意が必要です。 - 保存状態
食材を密封しないでタッパーに入れたり、タッパーのフタが正しく閉まっていなかったりすると、周囲の匂いがタッパー内に入り込むことがあります。 - 一緒に保存する食材
強い香りを持つ食材と一緒に保存すると、その香りが他の食材やタッパーに移ることがあります。
例えば、ニンニクや玉ねぎなどは他の食材とは別々に保存することが望ましいです。 - 清潔さの欠如
タッパーを十分に洗浄せずに再利用すると、前回の食材の匂いや汚れが残っている可能性があります。
適切な洗浄と乾燥を行うことが重要です。 - 細かな傷
陶器やガラスとは違い、特にプラスチック製やシリコン製のタッパーは何度も使用すると傷つきやすい状態になります。
その細かな傷に食材の成分が入り込み匂いが付きやすくなります。
これ以外にも、匂いが付かない保存方法や場所もあるので後ほどご紹介します。
タッパーの匂いを簡単に取る方法
タッパーの匂いを簡単に取る方法は「塩を使う」他にも色々とあるようです。
重曹・レモン汁・漂白剤・米のとぎ汁・酢水などです。
それぞれを使ってタッパーのイヤな匂いの取り方をご紹介します。
タッパーの匂い取り:塩を使う
濃度の濃い塩水で浸け置きするとより効果的なので以下のように塩水を作ります。
この濃度を参考に、匂いを取りたいタッパーの1/3~半分くらいの塩水を入れ蓋をしたらシャカシャカと振ります。
しばらく放置してから再度振り、塩水を捨てて中性洗剤で洗って乾燥させましょう。
塩で匂いが取れる理由は「浸透圧」なのだそうです。
濃い濃度の液体と薄い濃度の液体が混ざり合うと、濃い液体が薄い液体の水分を吸収して濃度を均等にする性質があります。
濃い液体の塩水が匂い成分の水分(薄い液体)を吸収することで匂いを取り除く効果が発揮されます。
使う塩は塩以外の調味料やハーブなどが入っていない物を選びましょう。
タッパーの匂い取り:重曹を使う
重曹でタッパーの匂いを取り除く方法は2つあります。
1つは重曹をそのままタッパーに入れ、しっかりと蓋をしめてしばらく放置し、重曹を捨ててタッパーをすすいでから中性洗剤で洗いましょう。
重曹は自然由来の消臭剤とも言われ、匂いを吸収する効果があります。
2つ目は重曹を42℃前後のお湯に溶かした重曹水をタッパーに入れ、しばらく放置します。
その後、重曹水を捨ててから中性洗剤で洗います。
重曹は冷たい水ではなかなか溶けないですし、熱すぎるお湯でも効果を発揮しきれません。
42℃前後が重曹水として一番効果が発揮できる温度です。
タッパーの匂い取り:レモン汁を使う
レモンを半分に切り、レモン汁をタッパーの内側全体になじむように直接塗布します。
そのまま数時間から一晩放置しましょう。
この時間を置くことでレモン汁の消臭効果が発揮されます。
放置した後は、中性洗剤でしっかりと洗いましょう。
レモンの香りと一緒にイヤな匂いを洗い流します。
タッパーの匂い取り:漂白剤を使う
お使いになる漂白剤に記載している使用方法に従い、タッパーを漂白剤に浸けましょう。
漂白剤によっては素材を選ばないといけないものもあるので、タッパーに使用しても問題ないか?もチェックしましょうね。
漂白剤にも強い匂いがあるので、浸ける時間は短めにし使用方法の濃度よりも少し薄めることおすすめします。
漂白剤から上げたら、まずは水かぬるま湯でしっかりとすすぎ、その後に中性洗剤で洗い流しましょう。
タッパーの匂い取り:米のとぎ汁を使う
米のとぎ汁を使ってタッパーの匂いを取り除く時は、米をといで1番最初のとぎ汁が効果的です。
このとぎ汁をタッパーに入れて一晩置いておくことで匂いを取り除く効果があります。
米のとぎ汁には、主にでんぷんやタンパク質などの水溶性成分が含まれています。
これらの成分は、水に溶けているためタッパーの表面に広がり匂いを吸着する効果があります。
タッパーの匂い取り:酢水を使う
酢水を使ってタッパーの匂いを取り除く場合、最近付いた匂いよりも久しぶりに使うタッパーが匂う時がオススメです。
酢水は以下の割合で作ります。
この濃度の割合を参考に必要な分を作り、タッパーに入れて15分くらいつけ置きします。
その後、酢水を捨て中性洗剤で洗い流しましょう。
酢には揮発性の成分がが含まれており、それが空気中に放出されます。
この揮発性成分は、他の匂い成分と反応し匂いを吸着する効果があります。
タッパーに匂いを付けない注意点と保管場所
タッパーに匂いを付けないように注意したり、保管場所に気を付けることで、そもそも匂いが気にならなくなるはずです。
タッパーを匂いを付けないための注意点
タッパーに匂いを付けないためにはどんなことに注意すれば良いでしょうか?
使用前と使用後に分けて注意点をご紹介します。
タッパー使用前の注意点
タッパーは保存容器としてとても便利なので、何でも入れてしまっていませんか?
先ほど「タッパーに匂いが付く原因は?」でもご紹介したとおり、匂いがつく原因はいくつかありますが、一番大きな理由としては「匂いや色が付きやすいもの」はどうしても匂いが取りずらくなってしまいます。
例えばカレー・キムチ・ニンニク・ねぎなどはタッパーに入れる機会が多いですが、どれも匂いや色が付きやすい食材なので、なるべく避けるようにしたいです。
では、それらをタッパーに入れたい時はどうすればよいでしょうか?
匂いが強い食材をタッパーに直接触れないようにする。
まず、食材をビニール袋やラップ、ジップロックなどに入れてからタッパーに入れると、かなり匂いが付くのを軽減してくれますよ。
タッパー使用後の注意点
汚れが落ちずらい物を入れると必然的に匂いもそこに留まることになります。
落ちずらい汚れと言えば「油」です。
油汚れが染みついたタッパーは油が溶けやすい30~40℃のお湯で洗い流すと良いでしょう。
より汚れや匂いを取り除く効果的な方法をご説明します。
- 30~40℃のお湯でタッパーに付いた汚れを落とします。
- 中性洗剤をタッパーに入れて全体に行きわたるようにのばし数分放置します。
- 放置後は、タッパーの角やふちを重点的に洗い、一度洗い流します。
- 再度中性洗剤を使い1回目よりも念入りにタッパーを洗います。
- 中性洗剤で洗ったらすぐに洗い流しましょう。
特にタッパーなどのプラスチック製は「戻り油」といって洗剤に残っている油を再度吸着してしまうので、すぐに洗い流すのがポイントです。
タッパーを匂いを付けないための保管場所
タッパーに匂いが付く原因に保管場所によるものがあります。
せっかく匂いが取れたタッパーも保管場所が悪いと、イヤな匂いがまた付いてしまうことがあります。
タッパーを保管するのに適した状態はこちらです!
- 開け閉めが多いor通気性の良い場所
- 湿気が少ないところ
- タッパーの蓋を少しずらして置く
通気性の悪い環境はタッパーに限らず、他の材質の食器や衣類なども匂いがつきやすくなります。
また、保管する時には水分を拭き取り乾燥させてからしまうようにしましょう。
まとめ
今回はタッパーに付いたイヤな匂いを取る方法やその原因などをご紹介したので、最後にまとめますね!
- 食材の鮮度の悪さ
- しっかりと密閉していない
- 保存する食材
- 清潔さの欠如
- 細かな傷
この中でも「保存する食材」が匂いや汚れが強く色移りしやすいものの場合は、特に匂いが付きやすいです。
- 塩を使う
- 重曹を使う
- レモン汁を使う
- 漂白剤を使う
- 米のとぎ汁を使う
- 酢水を使う
どれも一度試してみたのですが、一番効果を感じたのは「塩と米のとぎ汁」でした。
匂いを取るために使うもの自体が無臭に近いのが良いと思いました。
- タッパーの使用前
匂いが強い食材を入れる時はタッパーに直接触れさせない - タッパーの使用後
特に油汚れをキレイに洗い落とす - タッパーの保管場所
通気性が良く湿気が少ない場所で密閉せずに保管する
以上のことを実戦してみると、より清潔で気持ちよくタッパーを使い続けられそうですね!
見た目は綺麗なのに、匂いが取れずに捨ててしまうことが無くなるとよいですね!