うどには大きく分けて2種類あります。
一般的に多くみられるのは「白うど(軟化うど)」と言って地下で光に当てず育ったもの。
もう一つは「山うど」と呼ばれ、日光を浴びて葉が緑色に色づいています。
うどのあく抜きには酢を使うと上手にできると聞いたことがありませんか?
いざ、うどのあく抜きをしようと思った時に酢が無かった!という場合の対処法や、あく抜きなしのレシピもご紹介します。
ただ、基本的にうどは「あく抜き」した方が美味しく食べることができる。ということはお忘れなく・・・。
目次
うどはあく抜きしないと美味しくない?
うどをあく抜きしないと苦味を感じ口の中がいがらっぽくなってしまいます。
あく抜きをしなかったり上手に出来ないうどを食べると「美味しくない」と感じるかもしれません。
一般的に「白うど」はあく抜きをせずに食べられると言われていますが、収穫から時間が経っている物はあく抜きをした方が良いです。
そして「山うど」は白うどに比べて元々あくが強いので、収穫したばかりのものでもあく抜きをした方がよいです。
うどはあく抜きした方が美味しく食べられますが、天ぷらや油で炒める場合はあくの苦みやえぐ味が緩和されます。
天ぷらや油で炒めた時に苦味・えぐ味が緩和される理由
あくの成分であるポリフェノールの一種 クロロゲン酸を油でコーティングすることで苦味・えぐ味を感じずらくなります。
うどのあく抜き≪酢が無い場合≫
うどのあく抜きにはお酢を使うと上手にできる。と言われていますが、万が一 酢が無い場合どうしたらよいのでしょうか?
酢が無い時でもうどのあく抜きをする方法を調べてみると、いくつか方法があったのでご紹介していきます。
水にさらす
うどのあく抜きは「水にさらすだけ」でも出来ます。
その場合、あくが抜けやすいように出来るだけ小さめに・食べる大きさに切っておきましょう。
カットしたうどを15分ほど水にさらしておけばあくが抜けます。
長時間水に浸けていると、風味が無くなり食感も悪くなるので注意です。
野菜や山菜類のあく抜きに「重曹」を使うことがありますが、うどに重曹を使ってはいけません。
化学反応で緑色に変色してしまいます。
酸性調味料を使う
酢が無い場合は、お酢と同じ「酸性」の調味料を使うと良いでしょう。
例えば「レモン汁」や「ポン酢」などが良いです。
ただし、うどにそれぞれの味が染みてしまう場合がありますので薄めるか、調理方法によって選ぶ必要があります。
片栗粉を使う
水でさらすだけでは不安だし、レモン汁やポン酢の風味がつくのもイヤ!という場合におすすめなのが「片栗粉」です。
ボウルに水をたっぷり入れ、そこに片栗粉を少量入れよくかき混ぜましょう。
片栗粉がうどのあくを吸着してくれるだけでなく、うどの白さを保持してくれます。
うどの量が多い場合やあくが強い場合は、3~5分浸けたらもう一度水を交換し少量の片栗粉を入れて浸け直しましょう。
片栗粉であく抜きした場合は、水で軽くすすぎ洗いしましょう。
うどのあく抜きなしレシピ
「うどはあく抜きしないと美味しくない?」でご紹介していますが、あく抜きなしでもうどを食べる方法はあります。
それは「油を使って加熱」することです。
あくの成分を油でコーティングしてくれるので、苦味・えぐ味を緩和してくれます。
しかしあくを取ったわけではないので、多少の苦みなどは感じるかもしれません。
それ以外にも「あく抜き不要」のうどレシピを見つけたのでご紹介します。
簡単 山ウドの卵とじ
材料
- 山うど(葉の部分)・・・適量
- 生椎茸・・・5~6個
- 卵・・・2個
- めんつゆ・・・適量
山採りの簡単・味噌漬け
材料(5人分)
- 山採りウド・・・7本
- 味噌・・・60g
- 味醂・・・大さじ1
ウドとちくわの炊いたん
材料
- ウド・・・中1本
- ちくわ・・・2本
- ごま油(炒め用)・・・大さじ1
- 酒・・・大さじ2
- みりん・・・大さじ1
- ダシ醤油(4倍希釈)・・・大さじ1
- 酢・・・小さじ1
うどと鶏肉の味噌炒め
材料
- 鳥もも・・・1枚
- うど・・・1本
- なす・・・1~2本
- 鷹の爪・・・1本
- 味噌・・・大さじ2
- みりん・・・大さじ1
- 砂糖・・・大さじ1
- 酒・・・大さじ1
- 油(必要時)・・・小さじ1
さいごに
今回はうどのあく抜きで酢がない時の対処法やあく抜き不要のレシピをご紹介しました。
うどの旬の季節はすぐに終わってしまいます。
うどは味を楽しむよりもどちらかというと「風味を楽しむ」食材です。
うどの独特の香りは好き嫌いあると思いますが、季節を感じる食材なので、この記事を参考にして美味しく召し上がっていただけたら嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。