下痢になった時、普段の食事では弱っている胃腸に負担をかけてしまうため、何を食べたらいいのか分からないですよね。
消化に良い物を食べて負担軽減するのはもちろんですが、どうせなら下痢に効果がある物を摂取したいところです。
そんな時、紫蘇を積極的に摂取することをオススメします!
紫蘇には胃腸を活性化し、下痢を鎮めてくれる効果があるそうなのです。
今回は、風邪などで下痢をしてしまった時に効果的な紫蘇の成分と効果。
また紫蘇を使ったレシピをご紹介します。
紫蘇の成分と効果
紫蘇には、気の巡りを良くし様々な不調を改善してくれる効果があります。
他の野菜に比べて、β-カロテン・ビタミンB2・カルシウムが特に多く含まれています。
他にも、フラボノイドやα-リノレン酸も成分として含まれており、抗アレルギー作用があります。
殺菌・発汗・解熱・解毒作用があり、下痢には解毒作用が効果を発揮します。
また、胃腸を整える働きもありますので、特に風邪をひいた時の下痢には紫蘇が効果大!です。
風邪の時の下痢になぜ効果的なのか?
風邪をひいた時に、湿った風や冷たい空気が体内に入り、嘔吐。腹痛・胃痛・鼻水などの症状が出るほかに、下痢も起こってしまいます。
下痢は、体内の余分な水分を取り除き、胃腸の働きを整えることで改善されます。
なので風邪の時の下痢は、下痢止め薬などで下痢を止めず出してしまうことが重要なのです。
紫蘇の効果である解毒作用と胃腸と整える働きが良いということなのです。
慢性的な下痢の場合は下痢を止めても良いのですが、風邪で下痢している場合は、余計な水分を排出(解毒作用)し、胃腸を整えることが大事です。
下痢を鎮める紫蘇レシピ
下痢の時は、脂っこいもの・甘いもの・辛いもの・味の濃いものなどは胃腸に負担をかけてしまいます。
紫蘇を使った胃腸に優しいレシピで、下痢がおさまるまで乗り切ることができます。
特に下痢に効果があるレシピをいくつかご紹介します。
赤しそホットジュース
このレシピは、下痢を緩和するだけでなく、爽やかな香りで不眠やイライラ解消にもなります。
赤しそが一番効果的ですが、無ければ青しそでも大丈夫です。
【材料(2人分)】
- 紫蘇・・・15枚
- 水・・・400ml
- はちみつ・・・50g
- レモン汁・・・適量
【作り方】
- 鍋に水を入れて沸騰させる。
- ①に紫蘇を入れて5分ほど煮込んでから取り出します。
- はちみつを入れてよく混ぜます。
- カップに注ぎ、お好みでレモン汁を加えたら完成です。
紫蘇と豆腐のごま和え
弱った胃腸に優しい豆腐とごまの組み合わせに、紫蘇を組み合わせたレシピです。
普段冷蔵庫にあるもので作れるので、手軽に作ることができます。
【材料(2人分)】
- 紫蘇・・・適量
- 豆腐・・・1丁
- ごま・・・お好みで
- 醤油・・・お好みで
【作り方】
- 豆腐を角切りにし、ごまを加えて優しく混ぜる。
- ①の少量の醤油を加えて味を調えたら、器に盛る。
- 紫蘇を千切りにし、②にトッピングして完成。
※細かく刻むほど、紫蘇の成分が引き出されます。
さいごに
今回は、紫蘇が下痢を和らげてくれる成分とその効果、紫蘇を使ったお手軽なレシピをご紹介しました。
下痢には慢性的なものと、風邪などの体調不良で突然起こるものがあります。
慢性的な下痢は薬や漢方など医療の力を借りる必要があります。
しかし、突然の体調不良で起こる下痢は、体内の余計な水分を排出し胃腸の働きを整えることで改善されてきます。
なので、下痢止めなどの薬を使用するとかえって長引いてしまう可能性があります。
そんな時は、ご紹介した紫蘇のお手軽なレシピを試してみてくださいね。
下痢は排便を繰り返すため、脱水症状になる場合があります。
そんな時は、レシピにあるしそのホットジュースがオススメです。
胃腸を調えながらも、ちゃんと水分を補給しましょうね。
慢性的な下痢で悩んでいる場合は、ジャガイモが効果的です。
その効果とオススメレシピも紹介していますので、そちらもチェックしてみてくださいね!